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■石田流道場

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石田流道場
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東大将棋ブックス
石田流道場
[総合評価] B

難易度:★★★★☆

図面:見開き6枚
内容:(質)B(量)A
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:B
有段者向き

【著 者】 所司和晴
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2004年12月 ISBN:4-8399-1640-3
定価:1,365(5%税込) 224ページ/19cm


【本の内容】
第1章 (4手目)
△6二銀型
(1)分岐まで(▲升田式石田流)
(2)△8八角成
 ├〜△4四歩、▲7七桂型
 ├〜△4四歩、▲7七銀型
 └▲8八角に△4二銀
(3)△8八角成〜△3三銀
(4)▲7六飛に△4二銀
40p
第2章 (4手目)
△4二玉型
(1)分岐まで(後手馬を作って乱戦)
(2)▲7四飛に△7三歩
(3)▲7四飛に△9二飛
(4)▲7四飛に△6四歩
42p
第3章 (4手目)
△8四歩型
(1)△8五歩に▲4八玉(▲升田式石田流)
(2)△8五歩に▲7四歩
(▲鈴木流・新早石田)
80p
第4章 ▲6六歩型
(角道を止める)
(1)分岐まで
 ├△8四歩型、▲7六飛に△4二銀
(△棒金)
 └△8四歩型、▲7六飛に△5二金右
(△左美濃)
(2)△6二銀型
 ├△6二銀に▲7六飛
(△引き角)
 └△6二銀に▲6六歩
(右四間を誘う)
(3)△4二玉型
 ├△5一金右に▲9七角
(△居飛穴vs▲ダイヤモンド美濃)
 └△5一金右に▲5六歩
(△居飛穴vs▲5七角型)
68p

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
本書ではアマチュアに絶大な人気を誇る石田流の戦いをまとめました。「三間飛車道場第四巻」とせずあえて「石田流道場」としたのはこの戦法が独特なものだからです。また他シリーズと違って振り飛車側が先手の形で解説してあります。
 3手目▲7五歩に対して居飛車の対策はいろいろありますが、△6二銀と備える手や△4二玉と早めにあがって牽制する形、また△8四歩と飛車先を伸ばす手が有力で各1〜3章で詳しく解説してあります。また▲6六歩と角道を止めて戦う変化は4章で解説しています。
 居飛車党、振り飛車党ともに必読の一冊。


【レビュー】
▲石田流の定跡書。「東大将棋ブックスシリーズ」の最終巻。

本書はさまざまな石田流対策の中から、プロの実戦が多い4手目△6二銀、△4二玉、△8四歩を解説。第1章〜第3章は、先手が角道を止めずに突っ張った場合で、升田式石田流や乱戦になる変化を解説。第4章は、先手が角道を止めて石田流本組を作ったときの、代表的な戦いを解説している。

鈴木新手(第3章-第2節)については「若干無理気味」とある。が、この変化はさすがに1ヵ月後に本人が出した『決定版 石田流新定跡』の方が正しく局面を理解しているようだ。本書は、中盤の複雑な戦いの例に多くのページ数が割かれているが、序盤の重要な変化手順をスルーしている。

4手目△4二玉乱戦(第2章)も、他書(『島ノート』や『力戦!スーパー振り飛車』など)でかなり有力と見られている手を簡単にスルーしているのはちょっと期待はずれだった。例えば第2章・△4二玉型の急戦で、▲5八玉/▲6八金や、△3二銀/△3二金のどちらを選ぶかはなかなか難しいはず。ただ、△9二飛や△6四歩の対策は今まで見たことがなかったので参考になった。

一方、持久戦の解説は個人的にはまずまず満足。この通りに進むことはまずないだろうが、石田流の持久戦ならではの手筋が多く出てくるのがいい。

「ついに石田流の完全版ができたか!」と期待が大きすぎたせいか、「東大ブックスの割には物足りない…」というのが正直な感想。今までのシリーズのように辞書的に使うのではなく、参考資料のような感じ。ただ、石田流の中でも比較的メジャーな戦いについてはカバーされているので、一応及第点だと思う。(2007Jul28)



【関連書籍】

[ジャンル] 
三間飛車
[シリーズ] 
東大将棋ブックス
[著者] 
所司和晴
[発行年] 
2004年

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