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■振り飛車ワールド 第一巻

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振り飛車ワールド 第一巻 [総合評価] B

難易度:★★☆
 〜★★★★☆

図面:見開き
06
内容:(質)
B(量)B
レイアウト:A
解説:A
中級〜有段向き

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【著 者】 毎日コミュニケーションズ/編
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2003年1月 ISBN:4-8399-0902-4
定価:1,300円 220ページ/19cm


【本の内容】
第1章 【インタビュー】振飛車の極意を語る(藤井猛) 19p
第2章 【指定局面戦】▲4五歩早仕掛けvs△四間飛車
(所司一門の宮田敦史、渡辺明、松尾歩で6局)
番外編:PCソフト「激指2」vs「東大将棋5」
94p
第3章 【振飛車党列伝】剱持松二(文・湯川博士) 17p
第4章 【講座】どんどん攻める石田流(鈴木大介)〔次回に続く〕 14p
  【コラム】将棋ソフト最新事情 1p
第5章 【自戦記】さばきの極意(久保利明、1局) 12p
第6章 【エッセイ】振飛車党人間学(斉藤哲男)
あじあじの振飛車日記(安食総子)〔次回に続く〕
データで見る振飛車(編集部)
14p
第7章 【講座】熊せて戦う四間飛車(千葉幸夫)
(居飛車穴熊を組ませる)
15p
第8章 【講座】終盤のテクニック(佐々木慎)〔自戦記を題材〕 16p
第9章 【読み物】〔というより定跡進化の講座〕
▲3七桂早仕掛けvs△三間飛車(編集部特捜班)
10p

◆内容紹介
アマチュアに人気の振り飛車にポイントを絞った異色のシリーズ。松尾歩五段、渡辺明四段、宮田敦史四段による「所司一門のガチンコ指定局面戦」をはじめ、藤井猛九段インタビュー「振り飛車の極意を語る」、久保利明七段自戦記「さばきの極意」、鈴木大介七段講座「どんどん攻める石田流」、湯川博士の「振り飛車党列伝」など実戦、講座、読み物など振り飛車情報満載の一冊です。


【レビュー】
振飛車党のファンブック。単体では単行本にならないようなものを、寄せ鍋風に集めて一冊にまとめてある。

中でも注目は、第2章の指定局面戦。20年ほど前は盛んに行われていた企画だが、近年ではあまり見なくなった。それが本書で復活、たっぷり94ページの掲載である。今回は「4五歩早仕掛けvs四間飛車」。『四間飛車道場 第四巻』を参考にすると良い。なお、振飛車党向けの本であるにもかかわらず、振飛車の15敗に終わったのは少し残念。次回は振飛車が巻き返すか?

藤井・久保・鈴木大の三大振飛車党、大ベテランの剱持、女流の人気No.1安食、そしてバリバリの若手たちという充実の執筆陣。そしてかなり幅広いジャンルで読者を飽きさせない。一方で、個々の内容はやや中途半端な感じもする。また、難易度のバラツキが結構激しい。第136章は級位者もさらりと読めるが、その他の講座部分はかなり難しく、上級者から有段者向けだと思う。

非常に盛りだくさんの内容だが、最後の方はちょっと食傷気味になってしまった。これはきっと、わたしが居飛車党のせいだろう(笑)。(2003Feb21)



【関連書籍】

[ジャンル] 
振飛車総合
[シリーズ] 
振り飛車ワールド
[著者] 毎日コミュニケーションズ
[発行年] 
2003年

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