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■先ちゃんの順位戦泣き笑い熱局集

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先ちゃんの順位戦泣き笑い熱局集 [総合評価] A

難易度:★★★☆

図面:見開き
4
内容:(質)
S(量)B
レイアウト:A
解説:S
中級〜有段向き

【著 者】 先崎学
【出版社】 日本将棋連盟
発行:2000年8月 ISBN:4-8197-0255-6
定価:1,500円 239ページ/21cm


【本の内容】
C2泥沼編 vs阿部、小倉、丸山、森内、岡崎、藤原 (6局) 70p
C1奮闘編 vs三浦、真田、中川、中田(功)、屋敷、鈴木(大) (6局) 72p
B2快進撃編 vs有森、藤井、田中(魁) (3局) 34p
B1飛躍編 vs神谷、南、中村、井上、桐山 (5局) 59p

◆内容紹介
泣いた、笑った、順位戦。晴れてA級入りを果たした先崎学八段。自戦記20局、一気の書き下ろし。

 


【レビュー】
天才(天才肌?)・先崎八段の、楽しく面白い自戦記。面白い、といっても爆笑系の面白さではなく、文章力に引き込まれてしまう面白さだ。そしてときどきクスッと笑わせてくれる。

先崎は最近の若手では珍しい、破天荒タイプの棋士である。その性格が災いしてか、羽生のライバルと目されながらもC2で8年も苦しんでいる。その後はブレイクしたのか、駆け上がるようにA級に昇った。そんな先崎だから、自戦記にもとても人間味が感じられる。

本文には心情面がたくさん書かれているが、棋譜の解説もしっかりしている。ただし、序盤の細かい判断はだいたいはしょっている。もともと先崎は変な序盤が好きだし(初手▲3六歩が有名)、本文中にも「悪くならなければ、序盤なんて、どうやっても同じようなものだ」(105p)と書いてあるくらいだ。(この言葉から、どんな将棋を指すのかだいたい分かる)

順位戦のB1以下はあまり注目されないし、棋譜も埋もれるものが多い(一部が将棋年鑑に載るくらい)。しかし棋士にとってはもっとも負けられない棋戦である。そんな中で、本書は「棋士にとっての順位戦」を知ることができる、案外貴重な一冊である。

実はこの本は図書館で借りたのであるが、こんなに面白いのならば買っておけば良かった。何度も並べるタイプの実戦集ではないので、さすがに今から買う気はしない(笑)。(2003Feb16)



【関連書籍】

[ジャンル] 
実戦集(自戦記)
[シリーズ] 
[著者] 
先崎学
[発行年] 
2000年

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