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■振り飛車奇襲戦法 2

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将棋必勝シリーズ
振り飛車奇襲戦法 2
阪田流向かい飛車・奇襲袖飛車・相振り奇襲
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き

【著 者】 小林健二
【出版社】 創元社
発行:2002年7月 ISBN:4-422-75080-1
定価:1,200円 206ページ/19cm


【本の内容】
第1章 阪田流向かい飛車 ・阪田流向かい飛車の原型=7p
・阪田流+筋違い角型=16p
・阪田流棒金奇襲(△5二金型)=16p
・阪田流棒金奇襲(△5二玉型)=24p
・復習問題(6問)=6p
70p
第2章 奇襲袖飛車 ・基本型=10p
・袖飛車穴熊(1)=22p
・袖飛車穴熊(2)=19p
・復習問題(6問)=6p
58p
第3章 相振り奇襲 ・基本型=14p
・奇襲桂跳ね型=10p
・相三間飛車(1)=18p
・相三間飛車(2)=25p
・復習問題(6問)=6p
64p


【レビュー】
奇襲戦法の解説書。どこかで見たような戦法が多い気がする(^-^;A 基本的に実戦解説形式で、最終盤まで詳しく解説している。もっとも、乱戦になりやすい戦法ばかりなので、本書のように進んでいく可能性は低め。

第1章はご存知、阪田流向飛車。他の多くの本でもお目にかかることができるメジャーな奇襲で、小林自身の著書『力戦!スーパー振り飛車』(1997,MYCOM)にも詳しく書かれている。本書では阪田流の展開例を4つ解説。

第2章の奇襲袖飛車は、別名「森安流袖飛車穴熊」「棒玉穴熊」などとも呼ばれる形がメイン。有段者ともなれば、単純な奇襲袖飛車には引っかからない。しかし本書の袖飛車穴熊は、作戦に融通性があり、また奇襲戦法には珍しく玉を堅く囲えるのが大きな特徴。挑発度も抜群なので、得意戦法にするのも大いに面白いと思う。ただ、本書の解説はわずか2例なので、どこまで参考になるか。基本だけを押さえたあとは、実戦でコツを掴んでいくべし。

第3章の相振り奇襲は、前半が▲石田流から相振り模様になったときの奇襲。先手番で使うというより、むしろ後手番でハマらないように知っておいた方が良い。後半は相石田流の実戦解説風。振飛車党同士が互いに意地を張ったときによくこの戦型になるが、案外おとなしい戦いになることもある。本書で紹介されている展開は、奇襲とは思えないほど地味。ただし、石田党には必要な知識である。

本書は全体的に、奇襲本としてはややハッキリしない展開が多い。最善を尽くせば互角なのかもしれないが、成功例や基本的な狙い筋は、もっと明解に書いた方が分かりやすかったと思う。(2004Feb27)



【関連書籍】

[ジャンル] 
奇襲戦法
[シリーズ] 
将棋必勝シリーズ
[著者] 
小林健二
[発行年] 
2002年

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