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■読みの技法

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最強将棋塾
読みの技法
[総合評価] S

難易度:★★★★☆

図面:見開き1〜3枚
内容:(質)S(量)A
レイアウト:B
構成:A
読みやすさ:A
有段〜高段向け

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【編著】 島朗 【講師】 佐藤康光 羽生善治 森内俊之
【出版社】 河出書房新社
発行:1999年3月 ISBN:4-309-72181-8
定価:1,300円 220ページ/19cm


【本の内容】
・テーマ数=25
(1)紛れを生み出す (2)堅さと進展性 (3)寄せの事前工作 (4)見えている狙いとその迎撃 (5)決め手を与えない指し方 (6)形の違いから展開を読む (7)速度計算と状況 (8)戦機と駒組み (9)勝負形につなぐ (10)単純ながらうるさい攻め 〔ほか〕

・座談会=10p

◆内容紹介
伝説の「島研」が甦った!初の公開講座、夢の指導対局が始まる!ついにヴェールを脱いだトッププロの秘法。
序・中・終盤、プロの実戦例、若手の練習将棋、流行の将棋の変化図、創作などで構成した全25図で棋力向上をはかる指導対局書。佐藤名人、羽生四冠王、森内八段の個性あふれる読みを味わえる。


【レビュー】
トッププロ3人の読み・大局観を詳細に解説した本。

島八段が用意したテーマ局面について、羽生・森内・佐藤の3人が第一感や読みを解説。3人同時ではなく、一人一人個別に回答する。各テーマ局面は、実戦で話題になったものや島の創作などであるが、どれも形勢判断が非常に難しい局面である。その難しい図に対して、超A級棋士3人が互いの読みを公開するという、前代未聞の棋書である。あとにも先にもこれほどの顔ぶれはないかもしれない。

どのように読み進めるか難しい本だが、正解の無い次の一手問題として、テーマ図をめくる前に読者も10分ほど読んでみるのが一般的のようだ。3人がそれぞれ本命の読み筋、枝葉の読み筋などを書いているので、自分の直感力や形勢判断力と比較してみるといいだろう。

棋書史上もっとも評価の高いものの一つであるが、かなり難しい内容なので有段者以上にだけオススメする。わたしは24三級の時には半分以上意味が分からなかったが、初段になってから読み直したら八割方は理解できた。(2002,2005Aug20改訂)


【他の方のレビュー】(外部リンク)
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【関連書籍】

[ジャンル] 
大局観・形勢判断
[シリーズ] 
最強将棋塾
[著者] 
島朗 佐藤康光 羽生善治 森内俊之
[発行年] 
1999年

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