zoom |
新手年鑑 vol.2 | [総合評価] A 難易度:★★★★☆ 図面:見開き6枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:B 有段者向き |
||
【著 者】 勝又清和 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1996年9月 | ISBN:4-89563-660-7 | |||
定価:1,165円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||
|
【レビュー】 |
最新流行形の解説本、第二弾。1995年度のプロ公式戦から、注目すべき新手・新構想を紹介している。 第一弾の『新手年鑑vol.1』(島朗,MYCOM,1995.08)から(なぜか)著者が変わった。構成やレイアウトなど前著でまずかったところは、本書ではかなり改良されている。各節の見出しが大きくなり、各頁の右上にも戦型が書いてあるので、とても見やすくなった。また、本文も変化の分岐を追いやすくなっているし、新手には「!」がついている。内容的には、総合定跡書の『これが最前線だ!』(深浦康市,河出書房新社,1999)に近く、定跡党必携である。 このシリーズは'95、'96と続けて出た後は、残念ながらこのvol.2で終わってしまった様子。多少は採算度外視で続けてほしかった…MYCOMだから仕方ないか(涙)。毎年とは言いません。隔年でいいです。続けてください、MYCOM様。 いずれにしても、定跡の進化を追いたい人にはかなり興味深い一冊。ただし定跡の基本知識は必須である。「羽生の頭脳」全10冊+「○○ガイド」全12冊くらいの知識を持って臨みたい。(2003Jun06) |