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新手年鑑 vol.1 | [総合評価] B 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4〜5枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:B 有段〜高段向き |
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【著 者】 島朗 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1995年8月 | ISBN:4-89563-636-4 | |||
定価:1,165円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||
参考棋譜=51(総譜ではない) |
【レビュー】 |
1994年度のプロ公式戦に現れた新手を解説した本。 プロの新手を解説した本といえば『プロの新手28』がある。これはここ数十年の将棋史の中で、いまでも燦然と輝いているものを集めている。一方、本書では、最新の流行形(当時としての)を解説していて、現在から見るとすでに輝きを失っているものもある。ただ、このような最新形を解説したものはあまりなく(売れないのかも?)、貴重な存在だ。 初めての企画のためか不備も多い。(1)棋譜は豊富なのに総譜でない、(2)どの手が新手か分かりにくい、(3)見出しの付け方が拙くてお目当ての形を探しづらい、(4)最新の新手のため島自身の見解が少ない、など。ただ、内容そのものは見るべき所が多い。"相横歩北浜新手"などは、しっかりチェックしておきたいところ。 この手の本は、初版で売った分以降は部数が出ないかもしれないが、あとになってジワジワと欲しくなるタイプだ。シリーズ化して、毎年出してほしかった(残念ながら'95版の『新手年鑑Vol.2』で頓挫した)。(2002Dec28) |