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最強将棋塾 将棋新理論 |
[総合評価] A 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 構成:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【著 者】 谷川浩司 | ||||
【出版社】 河出書房新社 | ||||
発行:1999年6月 | ISBN:4-309-72183-4 | |||
定価:1,300円 | 221ページ/19cm |
【本の内容】 |
第1章 歩 その多様性=80p 第2章 香 その直進性=20p 第3章 桂 その意外性=18p 第4章 銀 その機動力=18p 第5章 金 その信頼感=18p 第6章 角 その総合力=22p 第7章 飛 その攻撃力=20p 第8章 玉 その存在感=21p ◆内容紹介 すべての駒を生かす発想法。もし二歩が許されたら?もし歩がなかったら?将棋の駒の働き・特性を意表を衝く創作図をもとに理論化し、その応用の仕方・組み合わせ方を実戦を題材に提示する。理論から実戦へ、プロの最前線から基本原理へ―。すべての将棋ファンに贈る究極の「理論と実戦」の書。 |
【レビュー】 |
駒の特性を考える本。 まえがきに「・・・定跡や手筋を教える本ではない」とあるが、広い意味での手筋書とさせていただく。著者曰く、「上級者には高度な将棋の本質を、中級者には一層の飛躍のための考え方を、初級者には効率よく上達するための秘訣を伝えたい」とのこと。 各章の最初で駒の特性を論理的に解析し、そのあとに手筋の例題や実戦例を用いた解説が続く。 決して目新しい構成ではないが、完成度が高い良書である。すぐに棋力アップに結びつくかどうかは疑問符だが、いままでなんとなく指していた人には目からウロコかも?(2002Jun23) |