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■将棋ワークブック/将棋を始めよう ビギナーズブック

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将棋ワークブック
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将棋タウンさんthx!
将棋ワークブック
将棋を覚える人のためのやさしい詰みと必至
[総合評価] B

難易度:★〜★★

見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初心〜初級向き

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【著 者】 内藤国雄
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1993年7月 ISBN:4-8197-0400-1
定価:631円 222ページ/16cm
(改題版)
将棋を始めよう ビギナーズブック
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PERFECT SERIES
将棋を始めよう ビギナーズブック
これから将棋を覚える人のためのやさしい詰みと必至
[総合評価] B

難易度:★〜★★

見開き2問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初心〜初級向き

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【著 者】 内藤国雄
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1997年9月 ISBN:4-8197-0337-4
定価:1,200円 222ページ/19cm


【本の内容】
駒の動きと詰め方=150問(玉と金/銀/桂/歩/香/角/飛)
必至のかけ方=40問

◆内容紹介(序文より抜粋)
本書では「定跡」は取り上げておりません。駒の動かし方から定跡に移る入門書が多いのですが、これは必ず消化不良を起こします。本書は代わりに「詰め」と「必至」を取り上げました。これは目的がはっきりしていて、楽しさもあります。楽しみながらルールを完全に身につけることができるのです。本書のあと、できれば他の書物などで易しい詰将棋の勉強をされることをお勧めします。


【レビュー】
超易しい詰将棋と必至問題で将棋を覚える本。

普通の将棋の入門書は、まずルールを教え、簡単な定跡を解説し…という構成になっているものが多い。「前」から順番に教える形式なので順序としてはオーソドックスだが、将棋の最終目標である「詰み」がなかなか見えないため、将棋の一番おもしろい部分に触れる前に飽きてしまうこともある。

本書は、“詰み”や“必至”といった最終盤─「後ろ」から教える形式に特化。まずは、玉と金の動きだけ教え、もっとも基本的な詰みである「頭金」から入る。次に金に似た駒である銀、動きが比較的少ない桂と歩、線駒である香・角・飛の順に、駒の動きと易しい詰みを教えていく。

詰将棋の問題は、かなり易しいものばかり。手数は1手〜7手くらいまであるが、特に前半は易しい追い詰めがほとんどで特に難しいものはない。89問目でようやく大駒の捨て駒が出てきて詰将棋らしくなっていくが、最後の150問目までいずれも易しいもの(ホントに易しい!)が続く。

詰将棋の本は何百冊も出ているが、「本当に初心者にも優しい(易しい)詰将棋本」というのはほとんどない。わたしがいままで見たものでは『3日間で強くなる将棋の本』(伊藤果)くらい。将棋が強くなる上で、このような「超基本的な詰め方」は非常に大切なので、初級者は本書の詰めを必ずマスターしてほしい。

一方、後半の必至問題40問は、急にレベルが上がった感じがする。ほとんどが1手必至と3手必至(1問だけ5手必至)で必至問題としては易しいのだが、「必至」というものの説明や、問題の解説がかなり不足気味。1手必至でも5手詰めくらいの変化量が含まれるため、やはり解説は詳しくしてほしい。金子タカシ氏の本くらいの解説レベルが必須だと思う。

詰将棋部分は初級者必須でA以上。本書から始めれば、詰将棋アレルギーになることもないと思う。必至問題部は、他書で必至を学んだ人がやってみるといい。(2006Apr18)



【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋 必至問題集
[シリーズ] 
Perfect Series
[著者] 
内藤国雄
[発行年] 
1993年 1997年

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