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羽生の法則
Volume1 歩の手筋 |
[総合評価] B 難易度:★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 羽生善治 【協 力】 木屋太二 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:2003年12月 | ISBN:4-8197-0372-2 | |||
定価:1,300円 | 223ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
◆内容紹介(日本将棋連盟HPより) |
【レビュー】 |
歩の手筋を解説した本。 各テーマごとに「HABU'S RULE ○○」(○○は数字)の見出しが付けられ、見開き2ページに一種類の歩の手筋が解説してある。読みやすさ・分かりやすさはかなり高く、級位者の棋力アップに役立つと思う。 一方、種類別の分類がされていないのはマイナス要素。また、全く同じ手筋が続けて解説されていたりするので、実質的な量は100テーマよりも少ない。 本書は「羽生の頭脳シリーズ」以来の羽生シリーズとなるが、“羽生ならでは”の部分があまりなかったのは残念。ターゲット棋力・本の完成度とも『歩の徹底活用術』(小林健二,創元社,2000)とほぼ同じだと思う。本書の方が少しページ数が多いが、値段も高い。悪くはない(むしろ内容はそこそこ良い)のだが、『歩の玉手箱』(桐谷広人,MYCOM,1995/2003)が文庫版700円で出されているので、どうしても見劣りする。 次巻以降は、もう少し差別化を計り、羽生らしさの出た本を期待したい。(2004Mar13) |