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手筋の集大成 歩の玉手箱 |
[総合評価] S 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)S(量)A レイアウト:A 構成:A 読みやすさ:A 初級〜上級向き |
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【著 者】 桐谷広人 【編】 週刊将棋 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1995年5月 | ISBN:4-89563-632-1 | |||
定価:1,165円 | 221ページ/19cm |
(文庫版) |
MYCOM将棋文庫(20) 歩の玉手箱 楽しく読める手筋の宝庫 |
[総合評価] S 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)S(量)A レイアウト:A 構成:A 読みやすさ:A 初級〜上級向き |
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【著 者】 桐谷広人 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2003年10月 | ISBN:4-8399-1287-4 | |||
定価:700円 | 224ページ/16cm |
【本の内容】 |
(1)外壁としての歩 (2)直射止めの歩
(3)垂れ歩 (4)と金 (5)底歩 (6)紐歩 (7)突き捨ての歩
(8)成り捨ての歩 (9)成り捨ての歩 (10)合わせ歩
(11)十字飛車の歩 (12)継ぎ歩(上) (13)継ぎ歩(下)
(14)単打の歩 (15)面打の歩 (16)中合いの歩 (17)焦点の歩
(18)突き違いの歩 (19)ダンスの歩 (20)蓋歩 (21)控え歩
(22)死角の歩 (23)争点がえの歩 (24)端歩 (25)端攻め
(26)遮断の歩 (27)位 (28)打歩詰め (29)歩切れ (30)一歩千金 ◆内容紹介(MYCOMホームページより) 一局の将棋のうち最も着手される回数が多いのが歩で、上級者同士の戦いになるほど歩の使い方の巧拙が勝敗に大きく影響してきます(本文より)。千変万化な活躍を見せる歩の使用法を30種類に分類、「垂れ歩」「底歩」などの有名な手筋から「争点がえの歩」など、これまで分類されてこなかった歩の手筋も網羅した歩の手筋の集大成が本書である。プロの実戦例を豊富に紹介し、実戦でどのように役立てていくかも分かりやすく解説しており、一読すれば歩の魅力のとりことなること請け合いだ。 |
【レビュー】 |
歩の手筋本。 「垂れ歩」「継ぎ歩」など有名なものから「紐歩」「蓋歩」などオヤッというものまで、さまざまな歩の使い方が解説されている。各章とも、簡単な解説からプロの実戦図へとステップアップし、章末にプロの実戦から次の一手を出題してある。プロの実戦といっても、その章の解説を最初から読んできた人なら、自然と正解に目が行くと思う。 初級者でもプロの高度な技に無理なく触れることができるし、実戦での役立ち度も高い。新たに命名された歩の使い方もあり、棋力大幅アップを期待できる一冊だ。 歩の手筋本は、名著『将棋は歩から』をはじめとしていろいろあるが、わたしは本書をイチオシにする。「級位者が、一冊で、お買い得価格で、過不足なく、歩の手筋・性質をマスターできる」という条件をすべて兼ね備えているからだ。 |