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駒別スーパー手筋講座(1) 歩の徹底活用術 |
[総合評価] B 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 初級〜上級向き |
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【著 者】 小林健二 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2000年7月 | ISBN:4-422-75033-X | |||
定価:1,000円 | 206ページ/19cm |
【本の内容】 |
・攻めの手筋の解説=86p ・受けの手筋の解説=75p ・次の一手問題=40問 ◆内容紹介 将棋が強い人ほど歩にこだわり上手に使う。「一歩千金」のたとえどおり歩の持つ力は侮りがたく、歩の使い方が勝敗を左右すると言っても過言ではないだろう。攻めの歩と受けの歩の手筋を徹底的に解説する。 |
【レビュー】 |
歩の手筋を解説した本。「徹底活用術」シリーズの第1巻。 歩は動きが1つしかなく、もっとも安い駒。しかし数は一番多く、一局の中で動かす機会も一番多い。初級と上級・有段者の違いは歩の使い方にあると言っても過言ではない。逆にいえば、歩を上手く使えるようになれば棋力は飛躍的に向上するし、将棋の面白みも増す。本書では、そのような「歩」を上手く使えるように、平易で丁寧な解説をしている。 構成は前半が攻めの手筋、後半が受けの手筋。それぞれ解説と練習問題のセットになっている。見開き完結型の解説なので、非常に読みやすい。ただ、歩の使い方で名前をつけて分類しているわけではないので、実戦で意識に上りにくいかもしれない。 全体的に見て良書、ではある。ただ、個人的には『歩の玉手箱』(桐谷広人,MYCOM,1995/2003)の方がオススメ。(2002,2005Aug20改訂) |