zoom |
パーフェクトシリーズ 続・〔定跡〕相振り飛車 囲い方別、最新最強の攻防を徹底解説!! |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
||
【著 者】 小林健二 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1999年10月 | ISBN:4-8197-0359-5 | |||
定価:1,200円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
相振飛車の定跡書。 前著の『〔定跡〕相振り飛車』は飛車の位置で戦型を分類していたが、本書では囲いで分類している。 第1章と第2章は、前著と同様な「B級定跡」で、後手に緩手を指させて先手有利に持っていく展開が多い。ただ、先手の流れるような攻めはかなり参考になる。 第3章はいわゆる高田流左玉。ここからはいきなりプロ的な戦いの解説になる。穴熊に対して相当有力とされるが、この薄い玉で戦いきるコツを身につけるにはちょっとボリューム不足。マスターしたい人は、『高田流新感覚振り飛車破り』(高田尚平,2000)を併せて読むとよいだろう。 第4章は美濃囲い。あまりページ数は多くなく、戦い方の一例を示してある。 特に相振飛車では、プロでも有名な筋にハマることもあり、「B級定跡」とて馬鹿にしたものでもない。本書でさまざまな攻め筋を身につければ、相振りの勝率は上がるだろう。ただ、やはり「定跡」として見るよりは、「攻め筋」「考え方」を見るつもりで読んだ方がよいと思う。(2007Sep25) ※なお、前著を読んだのは5年前で、「後手の緩手が分からない(わたしの力ではだが…)のはさすがだ」とコメントしましたが、今の力ならどこが緩手かすぐに分かりました(笑)。 |