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■四間飛車で勝とう!

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四間飛車で勝とう!
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Perfect Series
四間飛車で勝とう!
やさしい駒組み、軽快なさばき。
[総合評価] C

難易度:★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級〜上級向き

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【著 者】 小林健二
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1997年7月 ISBN:4-8197-0333-1
定価:1,200円 222ページ/19cm


【本の内容】
第1章 基礎知識編 初手からの駒組み/四間飛車から美濃囲いに構える/(玉の囲い) 26p
第2章 急戦対策編 △5三銀右急戦対策/△5三銀左急戦対策(△7五歩早仕掛け型)
/△6五歩早仕掛け/棒銀戦法対策/山田定跡▲9七角型
/山田定跡の最新形(▲9七角〜▲7九角)
70p
第3章 持久戦対策編 玉頭位取り対策/左美濃攻略法(四枚美濃対策)
/位取り否定型(早めの△4四歩)/振り飛車穴熊の攻防(対銀冠)
/居飛車穴熊対策
74p
第4章 次の一手・実戦解説編 ・次の一手=10問
・実戦解説=2局(対南芳一棋聖王将/対福崎文吾八段)
・参考棋譜=3局
46p

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
従来の振り飛車は受身といわれていたが、最新の四間飛車は一味も二味も違う攻防両用の戦法になったのである。今回、本書を出すにあたって一番に念頭に置いた点は、初心者の方々にもやさしく読んで理解していただける内容にしたいということである。


【レビュー】
四間飛車の総合入門書。

四間飛車の知識があまりない人でも理解できるように、駒組みや玉の囲い方から入り、次に四間飛車戦法に対して現れるさまざまな戦型を解説していく。

はしがきには「初心者の方々にもやさしく読んで理解していただける」と書いてあったが、あまり易しくはない。第1章は基礎知識だが、いきなり序盤の数手で立石流の解説になったりして混乱する。第2章も前半部は定番の定跡解説で、四間飛車側が良くなるような変化を選んでいるが、その後はかなり専門的な有段者向けの内容になっていく。

「将棋の入門者」には、まず理解不能。居飛車や他の振飛車で初段以上の力がある人が「四間飛車入門」として読むなら役に立つかも。でも、それなら『羽生の頭脳』や『ホントに勝てる四間飛車』を読んだ方がいい。悪くはないのだが、結局、本書は「オビに短しタスキに長し」という中途半端な感じである。(2006Apr27)

※タイトルが「四間飛車で勝とう」なのに、実戦譜5局のうち2局が中飛車なのはいかんでしょう…



【関連書籍】

[ジャンル] 
四間飛車総合
[シリーズ] 
Perfect Series
[著者] 
小林健二
[発行年] 
1997年

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