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Perfect Series 四間飛車で勝とう! やさしい駒組み、軽快なさばき。 |
[総合評価] C 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 小林健二 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1997年7月 | ISBN:4-8197-0333-1 | |||
定価:1,200円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介(はしがきより抜粋) |
【レビュー】 |
四間飛車の総合入門書。 四間飛車の知識があまりない人でも理解できるように、駒組みや玉の囲い方から入り、次に四間飛車戦法に対して現れるさまざまな戦型を解説していく。 はしがきには「初心者の方々にもやさしく読んで理解していただける」と書いてあったが、あまり易しくはない。第1章は基礎知識だが、いきなり序盤の数手で立石流の解説になったりして混乱する。第2章も前半部は定番の定跡解説で、四間飛車側が良くなるような変化を選んでいるが、その後はかなり専門的な有段者向けの内容になっていく。 「将棋の入門者」には、まず理解不能。居飛車や他の振飛車で初段以上の力がある人が「四間飛車入門」として読むなら役に立つかも。でも、それなら『羽生の頭脳』や『ホントに勝てる四間飛車』を読んだ方がいい。悪くはないのだが、結局、本書は「オビに短しタスキに長し」という中途半端な感じである。(2006Apr27) ※タイトルが「四間飛車で勝とう」なのに、実戦譜5局のうち2局が中飛車なのはいかんでしょう… |