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楽しみながら覚える妙手 将棋格言この一手 |
[総合評価] C 難易度:★★☆ 図面:見開き2〜4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 二上達也 | ||||
【出版社】 潮文社 | ||||
発行:1978年10月 | ISBN:4-8063-0197-3 0276-0197-4664 |
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定価:680円 | 236ページ/18cm |
【本の内容】 |
将棋上達法=10p (用具/対局マナー/勉強法) 将棋格言この一手=217p (収録格言集=33/掲載格言一覧) ◆内容紹介(表紙より) 必勝の手筋が自分にものになる!!──「桂の高飛び歩の餌食」など即実戦に役立つ格言で、難しい理詰めの手筋も面白く覚えられ、知らず知らずに実力アップする本。 |
【レビュー】 |
将棋格言集。 掲載されている格言は「歩のない将棋は負け将棋」「香は下段から打て」など、とてもオーソドックス。初段を目指すなら、まず本書掲載の格言はしっかりとマスターしたい。 一つの格言につき、複数(2or3)のテーマ図を設定している。第1テーマ図は次の一手形式。第2テーマ図は普通に解説してあり、ちょっと変わった構成だ。第2テーマ図は指し手が左下に書いてあるので、手で隠せば次の一手形式としても使える。さらに、「実力アップテスト」として次の一手問題を2問。これでワンセットとなっている。 級位者向けの解説書なのだが、「以下は研究してみてください」という表現が多く、解説がちょっと不親切。特に「実力アップテスト」の解説は淡白だ。自分でしっかり研究できるのならそれにこしたことはないが、なかなかうまく研究できないのが級位者なのだから、このあたりはクドいくらいに解説してほしいところ。 また、図面の誤植が多いのが気になった。全部で10個くらいの図面が間違っていた。 級位者向けの格言集として、格言の選択や構成は非常に良いと思う。あとはその良さを生かしきるために、もう少しだけ解説に力を入れてほしかった。惜しい一冊。(2004Sep08) |