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実戦に勝つ!詰め将棋 美濃囲い、矢倉囲い、穴熊囲いはこう破る! 詰めの極意がわかる! |
[総合評価] B 難易度:★★〜★★★ 見開き1問 内容:(質)B〜A(量)B レイアウト:A(2色刷り) 解答の裏透け:A 解説:A 初級〜有段向き |
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【著 者】 飯野健二 | ||||
【出版社】 池田書店 | ||||
発行:1998年9月 | ISBN:4-262-10124-X | |||
定価:950円 | 190ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||
※武市三郎/協力 ・詰将棋=計88問
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
実戦型詰将棋問題集。 サブタイトルに「美濃囲い、矢倉囲い、穴熊囲いはこう破る!」とあるが、前半の「基本手筋編」は普通の詰将棋。桂香が自然な配置になっているものが多いが、前述の囲いとは特に関係がない。おおむね易しい問題が多いので、『5手詰ハンドブック』が解けるレベルなら本書の9手詰にも特に苦労はしないだろう。 後半は囲いが原形をとどめている形からの詰将棋。実戦詰めとはいえ「詰将棋」なので、不要駒はないし、妙手も出てくるし、駒も余らない。ただ、実戦的な追い筋はかなり参考になると思う。長いものもあるが(最長17手)、一部を除けばそれほど難しくはない。 レイアウトはこんな感じ。見開き1問1答で、解説の図面は3〜4枚使っているので変化手順も分かりやすい。また、問題部の棋力判定部分が解答の裏透けを防止するように配置されているのが良い。一方、盤面図も解説も楷書に近いフォントを使っているため最初は読みづらいが、慣れてしまえば問題ない。(一般的には明朝体が多い) 実戦的な詰め手筋を会得するにはまずまずの詰将棋本。最初の3手詰はちょっと易しすぎるかも。(2007Feb03) ※表紙の男塾塾長のようなたたずまいがまぶしい… |