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■やりなおしの将棋

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やりなおしの将棋
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岩波アクティブ新書(119)
やりなおしの将棋
[総合評価] A

難易度:★☆

図面:見開き1〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B(二色刷り)
解説:A
読みやすさ:A
初心〜初級向き
50代〜60代向け

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【著 者】 先崎学
【出版社】 岩波書店
発行:2004年7月 ISBN:4-00-700119-7
定価:819円(5%税込) 160ページ/18cm


【本の内容】
ルールのおさらい編 (1)準備と基本ルール
(2)駒の動かし方
(3)図面と棋譜の読み方
(4)成る、取る、交換する、打つ
(5)「王手」「詰み」と反則
44p
実戦編 (1)実戦の心構え
(2)初心者の味方――棒銀戦法
(3)本格的な囲い――矢倉戦法
(4)人気ナンバー1――四間飛車戦法
(5)終盤の手筋
108p
将棋をより楽しむために 定跡を覚えよう/詰め将棋を解こう/実戦を積もう
/プロの棋譜を並べよう/テレビ、新聞、パソコンを利用しよう
/棋友と指そう/子どもに将棋を教えよう/ゲームは大人の娯楽
8p

・【コラム】プロ棋士の世界あれこれ/コンピュータと将棋

◆内容紹介(岩波書店HPより)
子どもの頃に、将棋で遊んだことはありませんか? 親や祖父から駒の動かし方を教えてもらって、雨の日の休み時間や修学旅行の電車の中でクラスメートと指した方もいるはず。でも、大人になっても続けている方もなかにはいるでしょうが、大部分の方は忘れてしまっていませんか?
 そこで「駒の動かし方は知っているけれど、どう動かしてよいのかわからない」という方のために、あの先チャンが指南。基本的なルールをおさらいしたら、あれこれ理屈をいわず、とにかく指してみましょう。序盤・中盤・終盤の局面ごとに、どう考えたらいいか、どうすれば勝てるのかをわかりやすく解説しています。
 そして何よりうれしいことに、先チャン独自の視点からみた「将棋をより楽しむため」のコツや将棋に関する洒脱なコラムが満載。


【レビュー】
大人向けの将棋入門書。メインターゲットは、リタイア(退職)後の趣味を探している人。もちろんそれ以外の人でもOK。

先崎八段は半年ほど前に『将棋の必殺ワザ』(2003.12)という子ども向けの入門書を書いている。そのときは文字通り“ワザ”重視だったが、本書ではどちらかというと“雰囲気”重視。退職後の趣味を何にしようかと思ってる方に、「また将棋やってみようかな」という気分にさせるのが非常に上手い。

入門書には珍しく、散文形式を採っていて、まるで小説かエッセイのように読んでいける。もちろん図面も豊富に使われているので、将棋に不慣れな人でも盤を使わずに読める。

構成は(1)ルールの説明、(2)代表的な戦法の解説、(3)終盤の手筋、といたってオーソドックス。決して量が多いわけではないが、読みやすさが抜群。2時間くらいで一気に読めてしまうので、一度トライしてみてはいかが?(2004Oct01)



【関連書籍】

[ジャンル] 
入門書
[シリーズ] 岩波アクティブ新書
[著者] 
先崎学
[発行年] 
2004年

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