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岩波アクティブ新書(119) やりなおしの将棋 |
[総合評価] A 難易度:★☆ 図面:見開き1〜4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B(二色刷り) 解説:A 読みやすさ:A 初心〜初級向き 50代〜60代向け |
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【著 者】 先崎学 | ||||
【出版社】 岩波書店 | ||||
発行:2004年7月 | ISBN:4-00-700119-7 | |||
定価:819円(5%税込) | 160ページ/18cm |
【本の内容】 | |||||||||
・【コラム】プロ棋士の世界あれこれ/コンピュータと将棋 |
【レビュー】 |
大人向けの将棋入門書。メインターゲットは、リタイア(退職)後の趣味を探している人。もちろんそれ以外の人でもOK。 先崎八段は半年ほど前に『将棋の必殺ワザ』(2003.12)という子ども向けの入門書を書いている。そのときは文字通り“ワザ”重視だったが、本書ではどちらかというと“雰囲気”重視。退職後の趣味を何にしようかと思ってる方に、「また将棋やってみようかな」という気分にさせるのが非常に上手い。 入門書には珍しく、散文形式を採っていて、まるで小説かエッセイのように読んでいける。もちろん図面も豊富に使われているので、将棋に不慣れな人でも盤を使わずに読める。 構成は(1)ルールの説明、(2)代表的な戦法の解説、(3)終盤の手筋、といたってオーソドックス。決して量が多いわけではないが、読みやすさが抜群。2時間くらいで一気に読めてしまうので、一度トライしてみてはいかが?(2004Oct01) |