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■続 横歩取りは生きている(上巻/下巻)

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続 横歩取りは生きている
─上巻─
[総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)A(量)S
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
上級〜有段向き

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【著 者】 沢田多喜男
【出版社】 将棋天国社
発行:1988年10月 ISBN:-----
定価:1,200円 230ページ/18cm

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続 横歩取りは生きている
─下巻─
[総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)A(量)S
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:B
上級〜有段向き

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【著 者】 沢田多喜男
【出版社】 将棋天国社
発行:1989年12月 ISBN:-----
定価:1,200円 262ページ/18cm


【本の内容】
【上巻】
実際の目次とは多少違います。
△3三角戦法(急戦型)(※1) 実戦例=1局 31p
△4五角戦法 実戦例=4局 76p
▲若島・佐々木流(※2) 実戦例=1局 16p
△3八歩戦法 実戦例=2局 9p
相横歩取り 実戦例=17局 53p
△3三角内藤流空中戦法 実戦例=2局 9p
△3三桂戦法 実戦例=6局 19p
強引空中戦法(※3) 実戦例=1局 5p

棋譜は計21。(総譜でないものを含む)
※1 現在主流の持久戦型△3三角戦法ではなく、▲3四飛△8八角成▲同銀△3三角と打つ急戦タイプ。古典定跡のひとつで、△3八歩△4四角戦法の原型。
※2 ▲3四飛△8八角成▲同銀△2八歩に▲7七角と打つ戦法。
※3 先手が横歩を取らないのに、後手がムリヤリ乱戦に持ち込む戦法。

【下巻】
実際の目次とは多少違います。
△2三歩型 実戦例=28局 118p
△中飛車型 実戦例=14局 47p
相掛かり▲塚田スペシャル 実戦例=18局 65p
いちご囲い急戦法 実戦例=1局 15p
中原流急戦急戦相掛かり 実戦例=2局 9p
谷川流角換わり腰掛銀横歩取り 実戦例=1局 5p
名人戦の横歩取り 実戦例=2局 4p


【レビュー】
横歩取り急戦法の定跡変遷について書かれた本。

本書は『横歩取りは生きている』(1981)の続編。△4五角戦法については前著で詳しく書かれているので、本書では変化を体系的にまとめた上で、この8年間で新しく現れた変化について述べてある。前著に比べて、読み物としての面白さは減っているが、前著の急所となる変化はほぼ含まれているので、変化だけを知りたい方は本書の方が良いだろう。

△4五角戦法以外では、相横歩取り、△2三歩型、中飛車型、塚田スペシャルの超急戦型にかなり詳しい。特に中飛車型は最近の棋書にはほとんど書かれていないが、近年流行のゴキゲン中飛車にかなり似た形なのでかなり興味深い。また、△2三歩型には他のどの本よりも多くのページ数が割かれているので、△2三歩型を詳しく知りたい方にはイチオシである。

なお、棋譜部分は序盤部分の省略が多いので、前から順番に並べていくのが望ましい。カタログ・辞書的に使いたい方にはちょっと不向きかも。棋譜並べが苦にならない方にはかなりオススメ。

お問い合わせは将棋天国社まで。(2004Jan13)



【関連書籍】

[ジャンル] 
横歩取り
[シリーズ] 
[著者] 
沢田多喜男
[発行年] 
1988年 1989年

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