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■新手の本  
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書名 著者 発行 備考
令和新手白書 【角交換振り飛車・相振り飛車編】 片上大輔 '21.2  
書名 著者 発行 備考
令和新手白書 【振り飛車編】 片上大輔 '19.2  
将棋 平成新手白書 【居飛車編】 片上大輔 '19.2  
新手ポカ妙手選 居飛車編 勝又清和 '14.2 珍プレー・好プレーの本
新手ポカ妙手選 振り飛車編 勝又清和 '13.9 珍プレー・好プレーの本
書名 著者 発行 備考
新手年鑑 vol.U 勝又清和 '96.9  
新手年鑑 vol.T 島朗 '95.8  
書名 著者 発行 備考
プロの新手28 青野照市 '89.11  
書名 著者 発行 備考
升田流新戦法 升田幸三 '78  

 

令和新手白書 【角交換振り飛車・相振り飛車編】
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マイナビ将棋BOOKS
令和新手白書 【角交換振り飛車・相振り飛車編】
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片上大輔
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-7428-2
2021年2月
\1,749(10%税込)
232p/19cm
    この本をAmazonで見る
第1章 角交換振り飛車(前編)
基本の3三銀型
テーマ1 逆棒銀
テーマ2 藤井新手△3一金
テーマ3 ダイレクト向飛車
42p
第2章 角交換振り飛車(後編)
技の3三桂型
テーマ1 2手目3二飛戦法
テーマ2 3二飛戦法リターンズ
テーマ3 3三角戦法
テーマ4 角交換振り飛車封じ
54p
第3章 角交換振り飛車(応用編) テーマ1 玉頭位取り
テーマ2 筋違い角
テーマ3 地下鉄飛車
テーマ4 3三金型三間飛車
46p
第4章 相振り飛車 テーマ1 向飛車VS三間飛車(1) 菅井流
テーマ2 向飛車VS三間飛車(2) 里見流
テーマ3 相三間飛車(1) 一手損角換わり
テーマ4 相三間飛車(2) 相金無双
テーマ5 中飛車VS三間飛車
80p

・【コラム】(1)食事注文の新手(1) (2)食事注文の新手(2)

◆内容紹介
本書は振り飛車の中でも特殊な角交換振り飛車と相振り飛車の「新手」「新構想」を、歴史的な背景とともに解説した総合定跡書です。

角交換振り飛車の章は「基本の3三銀型」「技の3三桂型」「振り飛車の新構想」の3つに分類し、体系的に学べる仕組みとなっています。

相振り飛車の章は菅井流や里見流などプロも驚く斬新な指し方や構想が多く登場しています。著者も「ソフトの影響があらゆる方面に及び、多くの戦型で研究合戦が繰り広げられる中、相振り飛車は指す人の個性や自由が守られた最後のユートピア」と、表現しています。

本書で紹介する「新手」「新構想」は通常の振り飛車でも応用できるものばかりです。振り飛車党珠玉の一冊と言えるでしょう。

 

 

令和新手白書 【振り飛車編】
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令和新手白書 【振り飛車編】
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片上大輔
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-7137-3
2019年12月
\1,749(10%税込)
232p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
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第1章 居飛車穴熊との戦い テーマ1 先手番藤井システム
テーマ2 後手番藤井システム
テーマ3 三間飛車藤井システム
テーマ4 トマホーク
テーマ5 石田流への組み換え
テーマ6 熊せて戦う新型四間飛車
テーマ7 手詰まり打開の自陣角
68p
第2章 居飛車・穴熊放棄系 テーマ1 エルモ囲い急戦
テーマ2 陽動持久戦
テーマ3 銀冠穴熊
テーマ4 まずは左美濃
テーマ5 ミレニアム囲い
テーマ6 なんでもミレニアム
94p
第3章 中飛車 テーマ1 超速
テーマ2 一直線穴熊
テーマ3 角道不突左美濃
テーマ4 角交換型
60p

◆内容紹介
現在、居飛車側には穴熊以外にもエルモ囲いやミレニアム囲いなど有力な作戦がたくさんあり、進化しています。

例えば、エルモ囲いには「先に桂損しても大駒が捌ければ振り飛車は悪くない」という振り飛車特有の価値観は通用しません。
また現代のミレニアム囲いは、ただの藤井システム対策ではなく「金銀4枚で玉を固め、飛角桂桂で攻撃を目指す戦法」へ進化しています。

振り飛車側もそれに対応して新しい考え方・指し方を次々に編み出してきましたが、みなさんはご存知でしょうか。
振り飛車党は知識と感覚をアップデートしなければ、居飛車に勝つことは難しいでしょう。

本書はただの総合定跡書ではなく、知っているだけで大きな差がつく新手を、皆さんが実戦で使えるように徹底的に解説したものです。
また、「振り飛車編」とありますが、対抗形の最新情報もたくさん詰まっていますので、居飛車党にもおすすめです。

令和元年(2019年)時点での振り飛車の流行作戦を解説した本。『将棋 平成新手白書 【居飛車編】』(2019.02)の続編。

前作の「居飛車編」では、主に最近5年くらいの新手・新作戦を中心に扱っていたが、今回の「振り飛車編」でもそのあたりは同様である。

特に本書では、「新手」そのものよりも、「新しい考え方」を多く解説している。すでに20年〜30年くらいの歴史がある作戦も、新しい考え方によって指し方が変わったり、評価の見直しがされていることが多い。

なお、「振り飛車編」といっても、全ての振り飛車を扱っているわけではなく、「角道を止めたノーマル振り飛車」(四間飛車・三間飛車)と、「(原則として角道を止めない)5筋位取り系の中飛車」(△ゴキゲン中飛車・▲中飛車)を扱う。角交換系振り飛車や中飛車左穴熊などは全く扱っていないので注意。

また、『居飛車編』と違って、本書では各章末に片上の実戦譜を掲載。短い解説付き。


各章の内容を、図面を添えながら紹介していこう。(なお、分岐状にはなっていないので、チャートは作成していません。また、各テーマに合致する参考棋譜と関連書籍の例を添えておきました)……レビューの続きを読む(2019Dec28)


将棋 平成新手白書 【居飛車編】
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マイナビ将棋BOOKS
将棋 平成新手白書 【居飛車編】
将棋は30年でどうかわったか?
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片上大輔
マイナビ出版
ISBN:978-4-8399-6853-3
2019年2月
\1,717(8%税込)
240p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き
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第1章 横歩取り系 テーマ1 青野流
テーマ2 最新の青野流
テーマ3 勇気流
テーマ4 △2四飛ぶつけ
テーマ5 横歩取り×美濃囲い
テーマ6 横歩取らずの▲5八玉
42p
第2章 相掛かり系 テーマ1 UFO銀
テーマ2 現代相掛かりの基礎知識
テーマ3 現代相掛かり(1) 早繰り銀
テーマ4 現代相掛かり(2) 一歩損作戦
テーマ5 極限早繰り銀
テーマ6 現代相掛かり(3) 空中戦
テーマ7 その他力戦
44p
第3章 矢倉系 テーマ1 ▲4六銀VS△4五歩
テーマ2 左美濃急戦
テーマ3 米長流と同型矢倉
テーマ4 極限早繰り銀 矢倉編
テーマ5 ポンポン桂 矢倉編
42p
第4章 雁木系 テーマ1 後手角換わり拒否雁木
テーマ2 後手角換わり拒否雁木 新型
テーマ3 後手積極雁木
テーマ4 雁木対策 速攻型
テーマ5 先手雁木と相雁木
46p
第5章 角換わり系 テーマ1 旧型同型 富岡新手と塚田新手
テーマ2 新旧対抗型
テーマ3 新型同型
テーマ4 パスの技法
テーマ5 新型非同型
テーマ6 ▲4五桂ポン
テーマ7 早繰り銀
48p
  新手アラカルト   9p

◆内容紹介
本書は平成に現れた「横歩取り・相掛かり・矢倉・雁木・角換わり」の新手を網羅的に解説した書籍です。 特に重要な新手に関しては、古い形から解説しているので総合定跡書としても読むことが出来ます。

新手の登場により、矢倉模様から横歩取りになったり、角換わりから相掛かりになっていたりと戦型同士の垣根が低くなりました。ですから、これからの居飛車党は全ての戦型に対しての知識が求められる事は間違いないでしょう。

本書は各戦型を独立の章立てで解説しているので、興味のある戦型から読み進める事もできますが、通して読んでいただく事でバラバラな戦型同士がどうやって結びついているかが、理解できる仕組みとなっています。

本書で、各戦型の知識を補完し現代の居飛車党を目指してください。

平成31年時点での流行作戦を解説した本。

プロ将棋では頻繁に「新手」が登場する。大きな新手が出れば、これまでの将棋の考え方を覆すこともあり、新手によって有力視される戦法・作戦はどんどん変遷していく。

本書では、なぜその新手が流行した(しなかった)のかを、具体的な指し手・歴史的な背景・その後の経緯を交えて解説していく。

内容的には最近(2014年〜2018年)の新手が中心。どこが変わったのか、なぜ変わったのかなど、「新手」の指し手そのもの以上に、「新感覚」「新大局観」などの「考え方(の変化)」に重点が置かれている。


各章・各テーマの内容を、図面を添えながら紹介していこう。……レビューの続きを読む(2019Mar09)



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新手年鑑 vol.2
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勝又清和
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-660-7
1996年9月
\1,165
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★☆
図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:B
有段者向き
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実際の目次とは少し違います。/
第1章 横歩取り 相横歩取り/△中原流+5四飛/相中住まい/△3三角の他の変化 52p
第2章 振飛車 【四間飛車】
左美濃/玉頭銀/左4六銀/棒銀/5筋位取り+引き角/早仕掛け/
対△3二銀型・森下流早仕掛け/対△3二銀型・▲左4六銀/
居飛穴vs浮き飛車/居飛穴vs向飛車へ変化/
居飛穴vs藤井システム/立石流
112p
第3章 矢倉 脇システム/△7五歩早仕掛け/△8四歩+△9五歩型 22p
第4章 角換わり ▲棒銀/腰掛銀△6五歩/腰掛銀▲6六歩 18p
第5章 相掛かり 早繰り銀/新塚田スペシャル 15p
最新流行形の解説本、第二弾。1995年度のプロ公式戦から、注目すべき新手・新構想を紹介している。

第一弾の『新手年鑑vol.1』から(なぜか)著者が変わった。構成やレイアウトなど前著でまずかったところは、本書ではかなり改良されている。各節の見出しが大きくなり、各頁の右上にも戦型が書いてあるので、とても見やすくなった。また、本文も変化の分岐を追いやすくなっているし、新手には「!」がついている。内容的には、総合定跡書の「これが最前線だ!」に近く、定跡党必携である。

このシリーズは'95、'96と続けて出た後は、残念ながらこのvol.2で終わってしまった様子。多少は採算度外視で続けてほしかった…MYCOMだから仕方ないか(涙)。毎年とは言いません。隔年でいいです。続けてください、MYCOM様。

いずれにしても、定跡の進化を追いたい人にはかなり興味深い一冊。ただし定跡の基本知識は必須である。『羽生の頭脳』全10冊+『○○ガイド』全12冊くらいの知識を持って臨みたい。(2003Jun06)



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新手年鑑 vol.1
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島朗
毎日コミュニケーションズ
ISBN:4-89563-636-4
1995年8月
\1,165
222p/19cm

[総合評価]
B

難易度:★★★★☆
図面:見開き4〜5枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:B
有段〜高段向き
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  '94年度の流行 矢倉▲3七銀/対四間飛車棒銀の復活/相横歩取り北浜新手 14p
第1章 振飛車 四間飛車vs棒銀/居飛穴への急戦/四間飛車vs銀冠穴熊/
居飛穴vs浮き飛車/鷺宮定跡/四間vs右四間穴熊/立石流/
左美濃vs藤井システム/4五歩早仕掛け/5筋位取り
72p
第2章 矢倉 ▲4六銀/角対抗型/▲3七銀〜▲3五歩/▲3七銀〜▲6八角 32p
第3章 横歩取り 中原流/相横歩取り/内藤流 20p
第4章 相掛かり 横歩狙い/腰掛銀△3三角(銀冠狙い)/▲3七銀/
腰掛銀△4四歩/中原流▲5六飛/中原囲い
36p
第5章 その他 ヒネリ飛車/角換わり相腰掛銀/角換わり△棒銀/
角換わり回避△雁木/力戦矢倉
40p

参考棋譜=51(総譜ではない)

◆内容紹介
将棋界初の新企画誕生。1994年度に公式戦で指された新手、新型、流行形を一挙掲載。わかりやすい戦型別分類。

1994年度のプロ公式戦に現れた新手を解説した本。

プロの新手を解説した本といえば『プロの新手28』がある。これはここ数十年の将棋史の中で、いまでも燦然と輝いているものを集めている。一方、本書では、最新の流行形(当時としての)を解説していて、現在から見るとすでに輝きを失っているものもある。ただ、このような最新形を解説したものはあまりなく(売れないのかも?)、貴重な存在だ。

初めての企画のためか不備も多い。(1)棋譜は豊富なのに総譜でない、(2)どの手が新手か分かりにくい、(3)見出しの付け方が拙くてお目当ての形を探しづらい、(4)最新の新手のため島自身の見解が少ない、など。ただ、内容そのものは見るべき所が多い。"相横歩北浜新手"などは、しっかりチェックしておきたいところ。

この手の本は、初版で売った分以降は部数が出ないかもしれないが、あとになってジワジワと欲しくなるタイプだ。シリーズ化して、毎年出してほしかった(残念ながら'95版の『新手年鑑Vol.2』で頓挫した)。(2002Dec28)



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新定跡誕生の周辺
プロの新手28
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青野照市
日本将棋連盟
ISBN:4-8197-0306-4
1989年11月
\880
222p/19cm

[総合評価]
A

難易度:★★★★
図面:見開き2枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
構成:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き
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全28章
山田定跡/鷺宮定跡/大山流金上がり/大山流金下がり/英ちゃん流中飛車/谷川式速攻/升田式石田流/対振飛車米長玉/居飛車穴熊/袖飛車穴熊/児玉流二枚銀/カニカニ銀/速攻手抜き棒銀/総矢倉▲6八銀左/矢倉陽動棒銀/飛車先不突き矢倉/吉田スペシャル/塚田スペシャル/内藤流飛車切り/▲7八銀型ヒネリ飛車/中村流タテ歩棒銀/米長流金の大遠征/相掛かり高跳び桂/飛車先不突き腰掛銀初手▲3六歩/横歩取り▲3六飛/横歩取り▲1六歩

◆内容紹介
研究家で知られる青野八段は単に過去の分析だけでなく、常に新手探求への姿勢を持ち続けている。それだけにプロ棋士達が試みた新手、新研究に対しても厳しい目を持っている。その青野が驚いた手の集大成が本書である。読者も青野のみずみずしい感性の世界を体感してもらいたい。本書は将棋マガジンに連載された「プロが驚いたプロの手」に大幅加筆訂正をしたもの。
新定跡・新戦法を生んだ新手を解説した本。

章立ての順番は、振飛車/穴熊/矢倉/相掛かり/角換わり/横歩取り。時代は昭和40年代〜昭和末期。
山田定跡やカニカニ銀など、プロが驚いた新手を、分かりやすく紹介している。エピソードや変化の解説も多いので、読んでいて飽きない。図面が少なく、指し手と図面が同一見開きにないこともあるが、許容範囲。

塚田スペシャルの原型に吉田スペシャルがあるとか、中村八段(現)が結構多くの新手に絡んでいるとか…。もちろん著者の新手もいくつか収録されている。コストパフォーマンスの高い一冊だ。

平成に入ってからの新手(藤井システム/横歩取り△8五飛/ミレニアム/etc.)もこのスタイルで出版してほしい。(2002Jun14)


升田流新戦法
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升田九段の将棋シリーズ(2)
升田流新戦法
名人戦の石田流
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升田幸三
弘文社
ISBN:4-7703-3502-4
0276-30002-2270
1971年
\
220p/18cm
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左美濃の新構想/升田流玉頭退治/凧金戦法/角交換石田流/角交換早石田/升田式九間飛車/名人戦の石田流/名人戦をかけた石田流/△石田流

◆内容紹介
新手一生をモットーにしている升田は、数々の新手を創り出した。中でも圧巻は、第30期名人戦に用いた「升田式石田流」である。アマチュアの将棋といわれた石田流に新しい息吹を持たせたのである。名人位を奪うことはできなかったが、石田流の名は再び多くの人たちの注目を集めた。
 


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