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■羽生の五手詰

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羽生の五手詰
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最強棋士に学ぶ五手詰の基礎!
羽生の五手詰
構想力、推察力、応用力を鍛える
名人インタビュー、名棋士列伝81人つき!
[総合評価] C

難易度:★★〜★★☆

見開き1問
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B
初級〜中級向き

【監 修】 羽生善治
【出版社】 マガジン・マガジン
発行:2012年5月 ISBN:978-4-89644-795-8
定価:800円(5%税込) 192ページ/18cm


【本の内容】
・将棋の禁じ手/詰将棋のルール
第1章 構想力を磨く五手詰
第2章 推察力を極める五手詰
第3章 応用力を鍛える五手詰
・実戦詰将棋にチャレンジ!

・【最強棋士が語る「名人」】(1)「名人」との出会い/名人戦の記憶/江戸時代の名人/実力制名人の系譜/大山・升田の凄み
・羽生の選ぶ名人戦名場面(1)〜(3)

◆内容紹介
脳トレ感覚でスラスラ解ける羽生名人の詰将棋シリーズ。『羽生の一手詰』『羽生の三手詰』に続く第三弾!詰将棋が苦手な人もでも思わず解きたくなる五手詰81問を収録。最強棋士・羽生善治が教える、「五手詰の基礎」です。
・名人制定400周年を記念して、羽生二冠に「名人」をテーマにインタビュー。羽生二冠が元名人相手に指した伝説の手、自身の名人戦初登場の思い出、江戸時代の最強名人などについてのコラムもあります。
・詰将棋問題欄外に、注目棋士81名をとりあげた豆知識「名棋士列伝81人」を収録。初代名人・大橋宗桂から現代の若手棋士まで個性的な棋士像が学べます。
・バトルロイヤル風間氏のイラスト・4コマ漫画を随所に収録。問題を解くだけでなく読んで楽しい誌面です。


【レビュー】
5手詰オンリーの詰将棋問題集。

ちょうど2年前に発売された『羽生の一手詰』(2010.05)、1年前の『羽生の三手詰』(2011.05)の続編が本書。基本的な構成は、ほぼ過去2作と同じである。

5手詰問題は全部で81問で、通常の詰将棋本と比べると少ない。図面の右上に10字程度の短いヒントがある。

第1章〜第3章と3つに分かれているが、難易度や傾向に大差はない。全体的に易しく、10段階でいえばLv.2〜4くらい。あえて言えば、第2章は手なりで詰む問題の割合が多く、特に易しい感じがした。第80問だけは考えづらく、少し難しいかもしれない。

また、5手詰としては珍しい「駒取り」が11問(13%)あったり、有名手筋(たとえば金頭桂)も多かったりと、5手詰の初心者を意識したつくりになっている。

なお、最後の「実戦詰将棋にチャレンジ!」(3問)は3手詰ではなく、9手、15手、11手。変化が複雑なものもあるので、分からなければ素直に答えを見て、手順を並べてみるとよいだろう。

解説は、正解図1枚+失敗図1枚+解説文100字程度。今回は、駒の移動を示す矢印は使われておらず、オーソドックスな図面。ただし、今回も解答の裏透けは改善されていない。

問題図の最下段には、『一手詰』では「羽生ペディア」、『三手詰』では「将棋クイズ」だったが、本書では「名棋士列伝」が載っている。江戸時代の名人から昭和の一流棋士、現代の有望な若手までを三行程度で紹介。深浦紹介の「恋愛流」は知らなかったので笑わせていただきました。(※ネットで調べてみると、割と知られているようですね。「番勝負は恋愛に似ている」のエピソードは知っていたのですが。)

過去2作と同様、問題十数問ごとの合間に、2pずつの「羽生インタビュー」があり、「名人」に関わる内容になっている。これは、今年(2012年)が名人制400年にあたることにちなんだもの。なみにカバーを外すとバトルロイヤルのイラストが描いてある。

5手詰の本としては問題が少なく、かなりあっさりしているのでCとしたが、800円なのでコスパはそんなに悪くない。3手詰から5手詰へのハードルが高いと感じている人には、ちょうどよいと思う。『5手詰将棋』(高橋道雄,創元社,2009)への架け橋にしてはいかがだろうか。(2012Jul05)



【関連書籍】
 『
羽生の一手詰
 『
羽生の三手詰
[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 羽生のX手詰
[著者] 
羽生善治
[発行年] 
2012年

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