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■相掛かりガイドU

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相掛かりガイドU
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定跡百科(11)
相掛かりガイドU
[総合評価] A

難易度:★★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
読みやすさ:B
有段向き

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【著 者】 泉正樹
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:1991年6月 ISBN:4-89563-548-1
定価:922円 214ページ/18cm


【本の内容】
第1章 ▲9六歩型 △8六歩 10p
△4二玉 26p
△5八玉 40p
第2章 ▲5六飛型 12p
第3章 △6四歩型 ▲3七銀戦法 48p
相腰掛銀△4四歩 28p
第4章 相掛かり
番外編
タテ歩取り 6p
浮飛車棒銀(最新型) 4p
1筋不突き 8p
タテ歩棒銀 8p
ガッチャン銀▲4五同歩 8p

・第1章/互いに低い陣形での攻防がテーマで、主役は飛角桂歩。
・第2章/1990年の第48期名人戦で挑戦者の中原棋聖が3局も指した戦法。
・第3章/銀が攻撃参加する形で、もっとも本格的な戦型。
・第4章/ちょっと変わった戦法の紹介や、「相掛かりガイド」の補足。
・各章末にコラムあり(相掛かり名勝負)

◆内容紹介
前作「相掛かりガイド」から約三年。前作では△6二銀型を研究したが、今回は7二銀型がメインとなっており、相掛かりファンの声にこたえる。横歩をめぐる攻防から中原流5六飛型まで、相掛かり進化論最新研究を発表。


【レビュー】
相掛かり△7二銀型の定跡書。相掛かりガイド(1988.12)の続編。構成はほぼ同じ。

△7二銀型は、超急戦に強い(金銀が壁になっていないので、玉の逃げ道がある)。現在は主流になっている形だが、5三や7一が薄い弱点がある。そのため、△7二銀型特有の先手の攻め方があるので要チェックだ。

本書で注目すべきは「ガッチャン銀▲4五同歩」。この形が優秀なので、ガッチャン銀を後手が避けるようになり、△4四歩が主流になったそうだ。その△4四歩はちょっとページ数が不足しているが、当時の最新型なのでしょうがない。

現在は入手困難のガイドシリーズだが、特に相掛かりは類書が少ないのでぜひ読んでおきたい。

ところで、「T」では"泉正樹/協力"だったのが、本書ではなぜか"泉正樹/"になっている?(2002Aug17)



【関連書籍】
 『
相掛かりガイド
[ジャンル] 
相掛かり
[シリーズ] 
定跡百科
[著者] 
泉正樹
[発行年] 
1991年

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