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■世紀末四間飛車 急戦之巻

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世紀末四間飛車 急戦之巻 [総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き

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【著 者】 櫛田陽一
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:1990年12月 ISBN:4-89563-545-7
定価:1,165円 303ページ/21cm


【本の内容】
第1部 講座編 1.ナナメ棒銀戦法(左4六銀)=28p
2.4五歩早仕掛け戦法(二枚銀も)=24p
3.棒銀戦法=24p
4.急戦中央位取り戦法=8p
5.4六銀戦法(右4六銀)=22p
6.腰掛銀戦法(右四間飛車)=36p
144p
第2部 次の一手編 次の一手問題=25問 53p
第3部 自戦記編 自戦記=10局 98p

・【コラム】思い出の一手=8p

◆内容紹介
若き四間飛車の使い手・櫛田陽一が、その豊富な実戦経験と独自の研究でパワーアップした「世紀末四間飛車」こそ90年代を勝ち抜くための必勝戦法。本書では居飛車からの急戦を迎え撃つ世紀末のテクニックの全てを、週刊将棋が総力を上げて分析し、講座・次の一手問題・実戦解説の三部構成で初級者にも分かりやすく伝授。


【レビュー】
▲居飛車急戦vs△四間飛車の定跡書。

マッキンキンの表紙に咥えタバコをプハーッ。なんとも定跡書とは思えない表紙だが(笑)、内容はしっかりしている。5筋位取りや右四間も完備しているので、『羽生の頭脳』2冊分(1巻、2巻)に優るとも劣らないボリュームがある。

櫛田流四間飛車は、基本的に△4三銀と△5二金左を早く決めるのが特徴で(居飛穴対策?)、その形での対急戦を解説している。中盤のいろいろなところで、△6五歩と突いて△6四桂の打ち場所を作るのも大きな特徴だ。

出版から10年経っているので、その後の研究で結論が覆された変化もいくつかあるが(例:左4六銀戦法は『振り飛車ワールド第2巻』で本書が参考文献に挙げられ、一部の勝敗が覆っている)、アマ四段くらいまでなら現在でも十分使用に耐えると思う。

なお、この本、結構デカくて重い。通勤通学で持ち歩くには不向きなのでご注意を。(2003Jul24)



【関連書籍】
 『
世紀末四間飛車 持久戦之巻』,『世紀末四間飛車 先手必勝編
[ジャンル] 
四間飛車vs急戦
[シリーズ] 
[著者] 
櫛田陽一
[発行年] 
1990年

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