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■将棋の力をつける本

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将棋の力をつける本
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将棋の力をつける本
基礎を創る終盤の考え方
[総合評価] A

難易度:★☆
 〜★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜中級向き

【著 者】 武市三郎
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2000年8月 ISBN:4-8399-0394-8
定価:1,400円 270ページ/19cm


【本の内容】
第1章 王手と詰みから考えよう 王手を掛ける/詰みと詰将棋/玉の急所
/弱点を作る/将棋の考え方
50p
第2章 寄せの基本から考えよう 頭金/腹金/一間龍/縦と横の一間龍
/一間龍のバリエーション/考えの根拠を活用する
/玉の最終位置を描く
72p
第3章 詰みの手筋を考えよう 守備駒の移動/駒の清算/逃げ道ふさぎ
/焦点の捨て駒/その他の手筋/理想を描く
56p
第4章 “必死”を必死で考えよう 詰めろを掛ける/必死の概念/必死を掛ける
/有名な必死/2手連続/実戦形必死
/攻防の手/詰めろ逃れの詰めろ/囲いの即詰み
86p

◆内容紹介
初段の壁をなかなか越えられないあなたへ。初中級者向けと言えば序盤・中盤の暗記・学習が中心だったこれまでの常識を、本書は120%覆しました。「最短の寄せと自陣の危険度両方に目配りしなければいけない終盤の組み立て方こそ、将棋の本当の力をつける一番の養分になる!」将棋指導のプロフェッショナル武市三郎六段が温めていた学習法であなたの将棋の力は確実にアップするはずです。詰めろや王手、必死などを掛ける際の考え方や従来の常識を覆す将棋勉強法です。


【レビュー】
詰みや必至の仕組みを論理的に解説した本。「週刊将棋」に連載された「目指せ初段」を再構成・大幅加筆したもの。

「詰み」そのものに本格的に取り組んだ本は少ない。たいていは「これで詰みです」「頭金は詰みの基本です」「詰みのパターンをたくさん覚えましょう」と説明され、あまり論理的な解説を見たことがない。

本書では、一貫して「玉の弱点を攻める」にこだわって解説。“玉側の利きが玉だけで、攻め方の利きが1つ以上あるマス”を「最弱点」、“玉側の利きが玉だけのマス”を「弱点」と定義し、「弱点を攻める」「弱点を作る」という概念から徹底解説。超基本的な「王手をかけるとは?」「詰みとは?」という部分からしっかりみっちり解説されているのには感動すら覚える。入門書にも出てくる「頭金」がはじめて登場するのはなんと第2章になってから。これだけでも「詰みの本質」にこだわりがあることが窺える。



5年前、24で二級くらいだったころ、新刊で出た本書を手に取った。「いい本だな」と思ったものの、「さすがにわたしには基本的すぎるかな…」と思い、本棚に戻した。今思えば買っておくべきだったが、価格がネックだった。1,000円以下なら迷わず買っていただろう。ぜひ文庫化希望したい。そして、24二桁級の人には必ず読んでもらいたい。

さらに惜しむらくは、タイトルの平凡さ。もっと初級者のハートをぐっと掴むタイトルだったなら、もっと多くの人の目にとまっただろうに… (2005Oct07)



【関連書籍】

[ジャンル] 
寄せ・囲い崩しの手筋
[シリーズ] 
[著者] 
武市三郎
[発行年] 
2000年

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