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■最強居飛車穴熊マニュアル

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最強居飛車穴熊マニュアル
The Strongest Hibernaculum Castle
with static Rook Manual
[総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き5枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き

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【著 者】 佐藤康光
【出版社】 日本将棋連盟
発行:2003年1月 ISBN:4-8197-0369-2
定価:1,500円 223ページ/21cm


【本の内容】
第1章 居飛車穴熊基本編
(vs美濃囲い)
(1〜10)▲6六銀型居飛穴
(11〜24)▲6六歩型居飛穴
(25〜29)△浮き飛車
実戦編(3局)
72p
第2章 対△藤井システム編 (1〜9)藤井システムの威力
(1〜12)先に▲7七角で居飛穴に
(13〜20)△4三銀早上がりへの急戦
実戦編(2局)
56p
第3章 対▲藤井システム編 (1〜10)△3二金(居飛穴保留)
(11〜15)ミレニアム
実戦編(2局)
48p
第4章 相穴熊編 (1〜8)相穴熊は序盤がカギ
実戦編(2局)
31p


【レビュー】
四間飛車vs居飛車穴熊の定跡書。まず最初に従来型の四間vs居飛穴を解説し、次に藤井システム、最後に相穴熊。藤井システム編は章を分け、先後の差にきっちり触れてあるのが好感度高し。『羽生の頭脳』ライクな良さをさらにグレードアップさせた感がある。非常にスマートにまとまっている印象を受けた。

本書はレイアウトが良く、非常に読みやすい。見開き内に初めの図と終わりの図が収められ、解説も見開き内でほぼ完結しているので、ページを見返すストレスが全くない。やや大きめの版型を十二分に生かしていると思う。実戦譜を各章ごとに載せているのも良い。

各章の項目が通し番号で分かりにくいのが唯一の難点だが、前から順に読んでいくときには差し支えない。上の表のようにまとめてあれば、さらに良かった。

居飛車スタンスで藤井システムを解説した本は数少ない。居飛穴を指したい方は、必見の一冊である。(2003Dec25)



【関連書籍】

[ジャンル] 
四間飛車持久戦系
[シリーズ] 
最強マニュアルシリーズ
[著者] 
佐藤康光
[発行年] 
2003年

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