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■高田流新戦略3手目7八金

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高田流新戦略3手目7八金 [総合評価] B

難易度:★★★★

図面:見開き3〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き

【著 者】 高田尚平
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2002年8月 ISBN:4-8399-0464-2
定価:1,200円 221ページ/19cm


【本の内容】
第1部 定跡編 第1章 4手目△3四歩には 横歩取りへの変化/△陽動振り飛車/△8三銀からの持久戦狙い/後手の矢倉狙いに先手急戦 76p
第2章 4手目△8五歩には 飛先不突き角換わり/角交換を避ける/▲3手角/▲右四間飛車/▲力戦四間飛車/▲8八銀型vs△棒銀
第3章 4手目△3ニ金には ▲高田流力戦中飛車/△6四歩型/△6三歩型/▲5筋歩交換中飛車/▲6六銀型中飛車
第2部 実戦編
(16局)
第1章 △3四歩型 ・△陽動振り飛車(vs△大島映二六段)
・△矢倉(vs△小野修一七段)
151p
第2章 △8五歩型 ・飛車先歩突き角換わり腰掛銀
 (vs△藤原直哉四段)
・角不交換△棒銀 (vs▲深浦康市五段)
・▲8八銀から3手角
 (vs△田中寅彦八段,△石田和雄九段)
・▲6八銀から力戦四間飛車
 (vs△郷田真隆三段)
・▲6八銀から右四間飛車 (vs△米長邦雄九段)
第3章 △3二金型 ・5筋位取り中飛車 (vs△塚田泰明八段,
 vs△所司和晴六段,vs△丸山忠久五段)
・5筋歩交換中飛車
 (vs△所司和晴六段,vs△野秀行四段)
・▲4六銀型中飛車
 (vs△佐藤康光八段,vs△土佐浩司七段)
・▲6六銀型中飛車(vs△所司和晴六段)
  棋譜解説 第2部の実戦の中終盤の解説 16p

◆内容紹介
3手目からリードを狙う全対応型の新序盤戦術を解説する。定跡編と実戦編で構成し、著者のさまざまな対局での試みを詳しく紹介する。


【レビュー】
3手目▲7八金戦法の解説書。

矢倉戦は、「飛先不突き矢倉」が開発されて大きな進歩を遂げた。その意味は、「後回しにできる手は後回しにして、他に有効な手を指して序盤をリードする」ことである。この思想は、やがてさまざまな戦型に波及。角換わりも、「飛先保留型(▲2六歩止め)」が開発され、新たな道を歩き始めた。

本書の「3手目▲7八金」は、「初手から▲7六歩△8四歩▲7八金とすれば、飛先不突き(▲2七歩のまま)角換わりができるのではないか?」という発想から生まれたもの。前述の思想からすれば、確かに少し得になりそうだ。(もちろん2手目△3四歩の場合はできない)

後手には、主に二つの選択肢がある。「大した得ではない」と素直に飛先不突き角換わりを受けるか、それを嫌って矢倉などを選ぶかだ。

本書では、「それらの全てに対抗する手段がある」とし、中盤までのさまざまな展開を解説している。先手も後手の動きに呼応して、矢倉三手角や5筋位取り中飛車など、さまざまな戦型を指しこなす必要があるので、かなり大変かもしれない。

ただし、いずれの展開も損得はかなりわずかなもの。序盤からわずかでもリードを狙うプロらしい研究であるが、アマで角換わり腰掛銀も、力戦四間飛車も、5筋位取り中飛車も器用に指しこなせる人はかなり少ないと思う。実際の実用度はやや疑問符だ。

解説自体は平易で分かりやすい。「プロはいろんなことを考えて指してるんだなぁ」ということが分かれば、それで十分だと思う。(2007Aug18)



【関連書籍】

[ジャンル] 
居飛車総合
[シリーズ] 
[著者] 
高田尚平
[発行年] 
2002年

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