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■瑠璃の方船

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瑠璃の方舟(1) ジャンプコミックスデラックス
瑠璃の方船
全2巻
[総合評価] B?

[1巻まで]

絵:A
ストーリー:A
構成:A
キャラ:B

≪コミックセット≫
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【原作】 夢枕獏 【画】 海埜ゆうこ
【出版社】 集英社
発行:2008年1月〜2008年7月 ISBN:
定価:530円(5%税込) ページ/19cm
瑠璃の方舟(1)
≪1巻≫
2008年1月
瑠璃の方舟(2)
≪2巻≫
2008年7月


【本の内容】
e-SUPER JUMPの紹介ページ

「スーパージャンプ」連載中。2007年7月30日発売?のNo.16から。第1話時点では、将棋メインではなく、小道具として多用されている感じでした。
同名の小説が原作です。
瑠璃の方船(単行本) 瑠璃の方船(文庫)

◆内容紹介(1巻裏表紙より)
いつも途方に暮れていた。生きることに手探りだったあの頃…純粋故の迷妄、透徹した眸(ひとみ)。かけがえのない仲間たちと懸命に未来を見つめていた――圧倒的70年代カルチャーの混沌。小説家:夢枕獏の自伝的青春グラフィティ・第一章――

(第2巻)
恋人:智佳子と幸せな日々を送る桜庭だが、先の見えない不安な日々は変わらない。自身を鼓舞させるための旅を通じて、書くことへの衝動をつかみかけた桜庭は、改めて己を追い込み、死ぬ気で取り組んだ作品を完成させた。そして桜庭は、職業作家となるための門の入口に立った。そんな中、ふいに甲野からの連絡が…。小説家:夢枕獏の自伝的青春グラフィティ・完結編――


【レビュー】
作家・夢枕獏の青年時代を描いた自伝的小説を漫画化した作品。

物語は、主人公・桜庭誠が19歳、1970年の時点から始まる──。

【登場人物紹介】
桜庭誠:主人公。モデルは原作者の夢枕獏本人。(ちなみに
夢枕獏の本名は桜庭誠ではない)小説家を目指す青年。1巻表紙の真ん中の人。
恵子:誠の高校の同級生。1巻表紙の右の女性。誠は恵子のことが好きだったが言い出せないまま時が過ぎる。モデルは将棋ライター夫婦で有名な湯川恵子その人。
甲野城平:真剣師の青年。その一方で、大作小説を書いているらしい。誠にとってかなり大きな存在、というかもはやコンプレックス。彼のように生きてみたいと思う一方で、彼のように生きられないことを自覚させられる。冒頭1ページ目からカラーで登場し、存在感を見せ付けている。モデルは…誰?


1970年といえば、わたしはまだ生まれていない。学生闘争などが行われていた熱い時代だが、本作では描写はあるもののほとんど政治色なしで進んでいくので、当時を知らないわたしが読んでも特に違和感は無かった。また、絵柄やルックス、ファッションはやや現代風にアレンジされている。

基本的に誠の青春時代を淡々と語っていく感じで進み、1巻終了時点ではすでに1976年、6年も経過する。その間に、誠がどんなことを思い、考え、悩み、迷い、決断するのか──。これがこの物語の基本進行となる。

物語の中心にあるのは小説であり、文学である。一方、将棋もかなり重要な意味を持っているようで、1巻中の7話にはすべて必ず1回は将棋が登場している。将棋の内容そのものに触れることはあまりないが、盤駒もかなり丁寧に描かれており、局面もデタラメではない。

個人的には、誠のような真面目な性格は好きだ。深く考えるあまり少しチャンスを逃すこともあるが、いろんなコンプレックスを感じつつも決断すればちゃんとやり通そうとするのは好みだ。(でも“恵子”は好みではないです(笑))

続きがかなり気になっている。(2008Mar05)



【関連書籍】

[ジャンル] 
将棋コミック
[シリーズ] 
[著者] 夢枕獏 海埜ゆうこ
[発行年] 
2008年

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