ゴキゲン中飛車対超速 銀対抗相穴熊 対袖飛車の研究 | [総合評価] - 難易度:★★★★ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【著 者】 mus-musculus 【作成】 谷浩嗣 | ||||
【出版社】 (個人出版) | ||||
発行:2012年6月 | ISBN: | |||
定価:0円(無料配布) | 13ページ(電子書籍) |
【本の内容】 |
◆内容紹介(DL-Market紹介文より) 本書ではゴキゲン中飛車と超速の攻防における銀対抗のオリジナル研究手順を紹介しています。 数ある超速対策の中でも銀対抗は居飛車からの角頭攻めを防ぎ、安心して玉を固めて勝負をできる点が人気を博しています。 対して居飛車からの打開策として。袖飛車からの仕掛けが有力な手段となっています。 まだプロの実戦にも出現した事のない新手順を紹介しました。 驚愕の左桂の捌きをお楽しみ下さい。 ・ゴキ研での該当記事 |
【レビュー】 |
△ゴキゲン中飛車vs▲超速の、銀対抗型の相穴熊戦を研究した本。電子書籍(PDF形式)で、DL-MARKETから無償ダウンロードで入手することができる。 ゴキゲン中飛車に対しては、現在でも超速が大流行している。ゴキゲン側の対策はいろいろあるが、激しい変化を避けて「銀対抗型(▲4六銀vs△4四銀)」にしている人も多いかと思う。この戦型も、評価がいろいろ変遷しているものの、決定版が出ない限りはゴキゲン側にとって有力な選択肢であり続けるだろう。 さて、銀対抗型では一直線に組み合うと相穴熊になりがち。単純に組み合っていると、打開が難しく千日手模様になりかねないので、先手の居飛車はどこかで仕掛けを模索することになる。仕掛け方はあまり多くなく、そのうちの一つが本書の「▲3八飛型(袖飛車)」である。 対振飛車では常に有力な仕掛け方であるが、ゴキゲン側からは「これさえ止めれば(銀対抗型は十分指せる)」というもの。本書では、仕掛けを誘うまでのゴキゲン側の待ち方に絞って解説されている。 ●レイアウト 本のレイアウトは、〔右図(スクリーンショット)〕のようになっていて、読みやすさはまずまず。解説は1ページ内で完結しており、図面の背景が網掛けされていたり、図面にコメントが付いている点も良い。 ●入手方法 本書は紙媒体ではなく、電子書籍なので、ダウンロードで入手する。ダウンロードするには、DL-MARKETでダウンロード会員になる必要がある(会員登録は無料)。無料公開されているので、クレジットカードなどは不要。 PDF形式のファイルをダウンロードし、Adobe Readerなどで閲覧する。パスワードも不要。ただし、ファイルを開くと、ページ最下段に「会員ID」「ご購入者名(実名)」「ご購入日」「ご購入店名」が自動的に挿入される仕様になっている。 ●総括 |