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棋士と扇子 | [総合評価] - 難易度:− 写真:見開き4枚 内容:(質)−(量)− レイアウト:− 解説:− 棋力不問 |
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【著 者】 山田史生 | ||||
【出版社】 里文出版 | ||||
発行:2002年6月 | ISBN:4-89806-175-3 | |||
定価:2,500円 | 202ページ/27cm/H.C. |
【本の内容】 |
・棋士と扇子の歴史=2p ・棋士と扇子=181p ・棋士の扇子−つれづれ草=4p ・将棋関連年表=4p/棋士系統図=2p ・プロ公式戦優勝者一覧(H14年度)=1p/参考資料=1p 写真数=約320(カラーは7p) 収録揮毫一覧 ◆内容紹介 大正、昭和の鬼才坂田三吉から平成の羽生善治に至る102人の棋士の横顔と扇子のほか、竜王戦記念扇子、名人戦記念扇子など320点以上を掲載。将棋史年表・棋士系譜図付き。 |
【レビュー】 |
棋士が揮毫(きごう)した扇子の写真集。観戦記者の山田史生氏が所有する扇子の写真に、棋士のプロフィールを添えてある。連盟が公式に販売しているものもあれば、山田氏が個人的に揮毫してもらった世界にただ一本のものもある。 棋士の書く字は、達筆のものもあれば、お世辞にも上手いといえないようなものまで様々だが、その文字と言葉の意味には棋士の個性がよく出ていると思う。揮毫一覧から好きな言葉を捜してみるのも面白い。ちなみに島八段の「性感」のエピソードは笑えます。(扇子の揮毫は通常、右から左へ書く。本当は「感性」と書いたのだが、一般人は左から右へ読んでしまうため) 本書を見たい人がどれくらいいるかは分からない。わたしは図書館で借りてきたが、ほとんど開かれた跡がなかった。資料的価値は結構あると思う。なお、本書はあくまでも「山田史生コレクション」であり、「連盟公式扇子集」ではないのでお間違えのなきよう。(2003May03) |