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小駒の必勝テクニック | [総合評価] A 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 田丸昇 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1997年6月 | ISBN:4-89563-658-5 | |||
定価:1,200円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||
・コラム=5p |
【レビュー】 |
金銀桂香の手筋を解説した本。 一局の将棋の中で、一番動かす機会の多い駒は歩であり、もっとも豪快な活躍をするのは飛角だ。それ以外の駒は地味ではあるが、それぞれに重要な役割を担っているのはご存知の通り。本書はそういう、地味な駒の手筋を解説した本である。 各章は解説部と練習問題部に分かれている。解説部はそれぞれの駒に10テーマちょっとなので少ないようだが、テーマごとに2〜3種の局面を解説してあるので、意外に量はある。ギュッと詰まっている感じだ。練習問題の方は、比較的易しい良質の手筋問題が揃っている。 最後の「田丸流“小駒”実戦次の一手」は、田丸プロの公式戦から取材したもの。4章までの問題よりは少し難しいので、解けなくても気にしなくて良い。 全体のバランスが良かったので非常に読みやすく、同時に読み甲斐もあった。棋書の話題にはあまり上らない本だが、隠れた良書だと思う。(2003May03) |