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奇襲虎の巻 明日からすぐ勝てる |
[総合評価] B 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級以上向き |
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【著 者】 神谷広志 【編 者】 週刊将棋 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1994年12月 | ISBN:4-89563-621-6 | |||
定価:1,165円 | 222ページ/19cm |
(文庫版) |
MYCOM将棋文庫(11) 奇襲虎の巻 明日からすぐ勝てる |
[総合評価] B 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級以上向き |
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【著 者】 神谷広志 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2003年5月 | ISBN:4-8399-1092-8 | |||
定価:700円 | 225ページ/16cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
奇襲戦法の解説書。 ハメ手からプロも使うような作戦まで、かなり幅広く扱っている。しかし、どこかで見たような戦法が多く、独自色は薄い。個人的には、第1章の原始中飛車は参考になった。でもこれを食らわないためにはどうしたらいいのかが分からない…(笑)。 解説は、基本的に奇襲側が一方的に良くなっているものが多いので読んでいて気持ちよい。その一方で、対策はほとんど書いていないので自分で考える必要がある。 「奇襲戦法で対策を書いてしまったら使えないじゃないか!」という意見もあるだろうが、奇襲を使う側としては「相手が最善を尽くしてきたらどのような戦いになるのか。互角なのか、失敗なのか(←これは重要かと)」というのは知っておきたいところだ。この辺は各人で見解が分かれると思うので、ご自身で判断していただきたい。 文章は読みやすい。が、あまり“神谷らしさ”は感じられなかった。“著者名なし、週刊将棋・編”の棋書を読んでいるような印象を受けた。もう少し文体にクセがあっても良かったかと思う。 なお、オリジナル版では、著者の似顔絵と思われる変なイラスト(笑)が図面の間に挿入され、一言コメントが添えられている。たいした内容のコメントはないが、このイラストのおかげで構成に余裕があり、かなりとっつきやすくなっている。(2004Feb05) |