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■名局コレクション[2]

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名局コレクション[2]
角換わり
[総合評価] C

難易度:★★★★

図面:見開き6枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:B
上級〜有段向き

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【編 者】 週刊将棋
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:1993年10月 ISBN:4-89563-585-6
定価:1,456円 213ページ/19cm


【本の内容】
自戦記編=188p(13局)
対局者:中原(vs青野)/谷川(vs郷田、vs村山)/加藤(vs升田)/高橋(vs青野)/南(vs福崎)/田中寅(vs泉、vs高橋)/森下(vs青野2局)/森内(vs中川)/郷田(vs塚田、vs藤原)
戦型:相腰掛銀4局、▲棒銀4局、△棒銀4局、▲早繰り銀1局
[付録]角換わり進化論=20p


【レビュー】
オムニバス形式の自戦記集。幅広い年代からスター棋士を選んだ感じだ。羽生、佐藤康光、丸山、米長あたりがいないのは不満だが…。面白いのが加藤。なんと敗局を選んでいる。さすが加藤(笑)。また、青野がかなりの割を食っていて、自戦記は載っていないのに、4局も敗局を載せられている(汗)。棋士によって解説や語り口が異なるので、注意して読んでみるとなかなか面白い。

しかし一流棋士ぞろいとはいえ、ちょっと13局では少なすぎる。自戦記13局だけなら、かなり低評価にするところだが、付録の角換わり進化論がなかなか良い。下手な定跡書よりも読ませてくれる。

ただ、どうせならその進化に沿った実戦をたくさん収録し、その中で秀逸なものを自戦記にしてくれるのが良かった。角換わりは横歩取り急戦と同様、類似の戦型になりやすい。似て非なる将棋をたくさん並べる方が感覚をつかみやすく、名局が光をより放つと思う。それなら相当な良書となったことだろう。(2002Dec05)



【関連書籍】

[ジャンル] 
自戦記
[シリーズ] 名局コレクション
[著者] 
週刊将棋
[発行年] 
1993年

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