第1章 |
超速に対する3つの作戦
─超速▲3七銀戦法 |
第1型 超速の狙い
第2型 銀対抗VS二枚銀急戦
第3型 銀対抗VS居飛車穴熊
第4型 △3二銀急戦
第5型 菅井流△4四歩
第6型 羽生流セミ急戦
・まとめ
・チェックポイント |
104p |
第2章 |
四間飛車から力でさばけ
─居飛車穴熊 |
第1型 すぐに穴熊
第2型 ▲4六歩はどうか
第3型 居飛車の最強手
第4型 ▲3七銀の戦い
・まとめ |
32p |
第3章 |
狙いを外してペースをつかめ
─▲5八金右超急戦 |
第1型 超急戦は外しなさい
第2型 超急戦はできません
・まとめ |
28p |
第4章 |
浮き飛車から軽快に
─▲7八金戦法 |
第1型 ▲7八金の狙い
第2型 位を取って指す
・まとめ |
24p |
第5章 |
向かい飛車が有力
─角交換型と▲4七銀急戦 |
第1型 角交換型
第2型 ▲4七銀急戦 |
26p |
◆内容紹介
プロ間で人気のあるゴキゲン中飛車。自分でも指してみたい、けどコツがいまひとつよくわからなくて…。本書はそんな方のために書かれた中級編です。駒組みの基本から最新定跡の「超速」まで対応し、居飛車の対策はすべてを網羅しました。ゴキゲン中飛車を始めたい方、勉強し直したい方にぴったりの本になっています。
わけがわからないうちに戦いになり、力が出ないまま終わってしまった──こんなことは、新しい戦法を覚えるとき、誰もが経験したことでしょう。とりわけ最近の流行戦法は、中飛車にしても石田流にしても乱戦含みの戦型ばかりですので、こうした傾向はさらに強まっているのではないでしょうか。
本書はそうしたファンの気持ちに応えた本です。基本コンセプトを「乱戦を避け、自分のペースで戦う」ことに置き、玉をしっかり囲い、安心して戦える形を中心に解説していきます。たとえば、(やや専門的な話になりますが)乱戦の代表格である「▲5八金右超急戦」に対しても2通りの回避策を用意。これで、「玉は堅く、飛車は強く大きく」という、いつもの展開に無理なく進めることができるはずです。
居飛車の対策はすべてを網羅しましたが、「これも有力、あれも有力」「これも難解、あれも難解」というような指針のない記述は徹底的に排除しました。たとえそれがプロ的には正しい認識であったとしても、指しこなすのにやはりプロ級の実力が必要ということでは、ファンのみなさんに自信をもっておすすめすることはできませんから。
本書が目指したのは、相手がどんな作戦で来ようとも、こちらは安心してゴキゲン中飛車が指せる──そんな自信をもっていただくことです。それだけに、これからゴキゲン中飛車を始める方はもちろん、もう一度勉強し直したい方にも自信をもっておすすめします。
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