zoom |
振り飛車ワールド 第六巻 | [総合評価] B 難易度:★★☆ 〜★★★★☆ 図面:見開き0〜6枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:A 中級〜有段向き |
||
【編 者】 毎日コミュニケーションズ | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2003年11月 | ISBN:4-8399-1289-0 | |||
定価:1,300円 | 224ページ/19cm |
【本の内容】 | |||||||||||||||||||||||||||
◆内容紹介(MYCOMホームページより) |
【レビュー】 |
(どのジャンルに入れていいか分からないので、とりあえずここに置いておきます) 振飛車党のファンブック、第6弾。単体では単行本にならないようなものを、寄せ鍋風に集めて一冊にまとめてある。 今回の巻頭インタビューは、ついに超一流棋士の谷川浩司王位(発行当時)が登場。もともとは振飛車党で、現在は後手番ではときどき振飛車を指している。これまでの純粋振飛車党とは違う、オールラウンダーならではの考えが聞ける。 指定局面戦は、△四間飛車vs▲ミレニアム。『四間飛車道場 第一巻 ミレニアム』(2001)などで取り上げられている形。藤井システムへの有効な対策として2000年ごろから流行し始め、アマでは今も猛威を振るっている。千日手になりやすいため、先手番ではつまらないと現在プロではやや下火になっているが、結論が出ているわけではない。今回のテーマ図はやや漠然としていて、地下鉄飛車への切り替えもできたりする。わたしはあまりミレニアムを指さないので興味が薄いが、必要な人はしっかり並べておくべし。なお、第9章が“ミレニアム崩し”なので、ちょっとしたミレニアム特集号となっている。対ミレニアムの書籍はまだまだ少ないので、特に四間飛車党は必見。 第5巻で新設された、第8章の“符号で見る振飛車の手筋”は、今回は飛車の手筋。かなり多くの手筋にふれているため、逆にちょっと内容が薄くなってしまっている。 このシリーズもついに6巻目。未年(ひつじどし)の2003年を通して、2ヶ月に1冊のペースで刊行されてきた。すっかりおなじみとなった(?)表紙の羊キャラもこれでお別れ。この羊君の名前も分からないままだったが、また12年後戻ってきてくれることを期待しよう(笑)。…ホントにそうなったらスゴイな。(2004Mar03) |