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■振り飛車ワールド 第六巻

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振り飛車ワールド 第六巻 [総合評価] B

難易度:★★☆
 〜★★★★☆

図面:見開き0〜6枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:A
中級〜有段向き

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【編 者】 毎日コミュニケーションズ
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2003年11月 ISBN:4-8399-1289-0
定価:1,300円 224ページ/19cm


【本の内容】
第1章 【インタビュー】光速の寄せの原点は振り飛車(谷川浩司王位) 20p
第2章 【指定局面戦】△四間飛車vs▲ミレニアム
(所司一門の宮田敦史、渡辺明、松尾歩で6局)
98p
第3章 【振飛車党列伝】櫛田陽一六段(文・湯川博士) 18p
第4章 【講座】どんどん攻める石田流(鈴木大介)
・石田流持久戦型
16p
第5章 【自戦記】さばきの極意(久保利明、1局) 10p
第6章 【エッセイ】あじあじの振り飛車日記(安食総子)
ばんかなのブレイクタイム(坂東香菜子)
振り飛車の恋人たち(居飛車党の相振り飛車講座)(西村詩)
12p
第7章 【講座】▲藤井システムの現在、△藤井システムの現在(千葉幸生) 16p
第8章 【講座】符号で見る振り飛車の手筋(石川陽生)
(9八飛、銀冠での2九飛、8八飛、7八飛、6八飛、6九飛、4八飛、3八飛、2八飛)
16p
第9章 【読み物】定跡信ずべし、信ずべからず
ミレニアムの崩し方(編集部特捜班)
9p

◆内容紹介(MYCOMホームページより)
振り飛車をの最新情報から読み物まで、雑誌感覚でまとめた異色のシリーズは、好評に付き早くも第六巻の刊行を迎えた。今回の巻頭インタビューは谷川浩司王位。「光速の寄せ」の原点となった振り飛車への思いを披露してくれている。また、人気企画「所司一門のガチンコ指定局面戦」では、「ミレニアム」に焦点を当て、若手3棋士が熱い戦いを繰り広げる。


【レビュー】
(どのジャンルに入れていいか分からないので、とりあえずここに置いておきます)
振飛車党のファンブック、第6弾。単体では単行本にならないようなものを、寄せ鍋風に集めて一冊にまとめてある。
今回の巻頭インタビューは、ついに超一流棋士の谷川浩司王位(発行当時)が登場。もともとは振飛車党で、現在は後手番ではときどき振飛車を指している。これまでの純粋振飛車党とは違う、オールラウンダーならではの考えが聞ける。

指定局面戦は、△四間飛車vs▲ミレニアム。『四間飛車道場 第一巻 ミレニアム(2001)などで取り上げられている形。藤井システムへの有効な対策として2000年ごろから流行し始め、アマでは今も猛威を振るっている。千日手になりやすいため、先手番ではつまらないと現在プロではやや下火になっているが、結論が出ているわけではない。今回のテーマ図はやや漠然としていて、地下鉄飛車への切り替えもできたりする。わたしはあまりミレニアムを指さないので興味が薄いが、必要な人はしっかり並べておくべし。なお、第9章が“ミレニアム崩し”なので、ちょっとしたミレニアム特集号となっている。対ミレニアムの書籍はまだまだ少ないので、特に四間飛車党は必見。

第5巻で新設された、第8章の“符号で見る振飛車の手筋”は、今回は飛車の手筋。かなり多くの手筋にふれているため、逆にちょっと内容が薄くなってしまっている。

このシリーズもついに6巻目。未年(ひつじどし)の2003年を通して、2ヶ月に1冊のペースで刊行されてきた。すっかりおなじみとなった(?)表紙の羊キャラもこれでお別れ。この羊君の名前も分からないままだったが、また12年後戻ってきてくれることを期待しよう(笑)。…ホントにそうなったらスゴイな。(2004Mar03)



【関連書籍】

[ジャンル] 
振飛車総合
[シリーズ] 
振り飛車ワールド
[著者] 毎日コミュニケーションズ
[発行年] 
2003年

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