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日本将棋連盟公式 将棋ガイドブック |
[総合評価] A 難易度:----- 図面:- 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 中級〜向き 愛棋家必携 |
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【編 纂】 日本将棋連盟開発課 【協 力】沼春雄 堀口弘治 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:2003年11月 | ISBN:4-8197-0080-4 | |||
定価:1,400円 | 207ページ/21cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆内容紹介(日本将棋連盟HPより) |
【レビュー】 |
日本将棋連盟公式の将棋ガイドブック。「そのまんまやん!」という声が聞こえてくるが(笑) 本書は全部で11章まであるが、大きく3つに分かれている。 第1章〜第6章が「ルール・規定・規則」などに関するもの。将棋の基本ルールは入門書にはたいてい載っているが、本書ではできるだけ厳密なルールを掲載している。これは、通称“堀口ルールブック”(1993年の『将棋世界』誌付録)をベースに再構成したもの。「まだまだ厳密性に欠ける」という声も多いが、現状では最高レベルのルールブックになっている。また、棋譜の表記法や大きなアマ大会のルールなども詳細に書かれており、ここまで明文化した物を単行本で見たのは初めてだ。 第7章〜第10章は「将棋の知識」に関するもの。棋力アップには全く関係ない(笑)。将棋史関係はダイジェスト。江戸時代からの流れをざっくりと書いてある。この辺は他に詳しい本が多数出ているので、そちらを参照されたし。気合が入っているのは「将棋用語」で、ちょっとした辞書のようだ。他の棋書を読んでいてわからない用語があったら、ためしに調べてみるといい。有段者ならさすがに知らない用語はほとんどないだろうが…(σ(^-^)はありませんでした) ラストの第11章は、「日本将棋連盟の紹介」というか宣伝(?)。「連盟って、こんな活動してますよ〜」と写真をまじえて紹介している。 全体的に、今までの棋書にはあまり詳しく載っていなかったものが多く、「よくこれだけのものをまとめたな」と思う。まだまだ不備が残る部分も多いが、いずれ改訂版が出るだろう。愛棋家を自認する方ならまさに“ガイドブック”として所持しておきたい一冊。大会運営者や指導者は必携。ちなみに初心者には不要かと…(内容紹介参照)(2004Feb28) |