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プロの将棋シリーズ(3) コーヤン流三間飛車の極意 持久戦編 |
[総合評価] A 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
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【著 者】 中田功 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2003年4月 | ISBN:4-8399-0940-7 | |||
定価:1,300円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 | |||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 | ||
▲三間飛車vs△持久戦の定跡書。 本書は“持久戦編”ということで、熱心な読者の興味は「『島ノート』(2002.12)で9pだけ紹介された“中田功XP”は解説されているのか?」というところにあると思う。 結論から言えば、「『島ノート』とまったく同一局面の解説はない」。『島ノート』のXPは△三間飛車なのだから、当然といえば当然だ。ただし、第3章はよく似た局面になっている。下図を見ていただきたい。
「手番・三間側の玉の位置・居飛穴側の右金の位置」が違うが、これは“先手番XP”といえるのだろうか…?両書の指し手を比較してみたところ、本書85pからの展開は『島ノート』と酷似、特に囲い側(下図の右半分)の対応はほぼ同じだった。一応、「本書では“先手番XP”が解説されている」と言えそうだ。ただし途中で▲6八飛△6四歩の交換があったり、▲3九玉型に特有な展開があったりで、やはり後手番XPとは完全イコールではない。 |