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第十二期竜王決定七番勝負 激闘譜 藤井 猛 VS 鈴木大介 |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 中級以上向き |
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【編 者】 読売新聞社 | ||||
【出版社】 読売新聞社 | ||||
発行:2000年2月 | ISBN:4-643-00005-8 | |||
定価:1,500円 | 201ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【竜王】藤井猛 (防衛) 【挑戦者】鈴木大介六段
・「ブルーマウンテン」(竜王 藤井猛)=3p |
【レビュー】 |
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。 竜王戦では初めての“振飛車党対決”になった。いや、全タイトル戦でも振飛車党どうしの番勝負は珍しい(少なくともσ(^-^)の記憶にはない)。鈴木は相振飛車には絶対の自信を持っているので(ちょうど七番勝負と同じころに相振飛車の定跡書『鈴木流相振り飛車』を出版している)、「藤井が相振りを受けるか、避けるか」で予想が割れた。 結局藤井は相振りを避け、全局居飛車側を持ったのだが、これが強かった。特にゴキゲン中飛車を先後とも急戦で破ったのが大きかった。挑戦者鈴木がやや不出来な面もあったが(第4局は鈴木の持ち味が存分に出ている)、大御所・谷川と新鋭・鈴木に圧勝したことで、藤井の力がフロックでないことを証明した。 今期はさまざまなタイプの振飛車が見られるので、どこにでも振る振飛車党の方は要チェック。(2003Aug02) |