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週将ブックスオレンジシリーズ(16) 相振り飛車にツヨくなれ この一冊でパーフェクト |
[総合評価] B 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 小林健二 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1988年7月 | ISBN:4-89563-524-4 | |||
定価:883円 | 214ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
相振飛車の解説書。 第1章は相振飛車の初心者向けに、囲いや駒組みの仕方を解説。 第2章は基本的な序盤定跡。特にアマで出現率が高い相中飛車と相三間飛車、他は飛車の位置で分類している。 第3章と第4章は、プロの実戦からさまざまな攻め手筋を紹介。 第5章と第6章は復習問題と小林の自戦記。ちょっとページ埋めの感じ。 さらっと各章の内容を紹介したが、実は本書の内容(特に第3章)はすごく参考になる。相振飛車は相居飛車と似て非なるもので、超持久戦になるかと思えば、序盤から大乱戦や手将棋になったりもする。「前例のない状態」に遭遇したときにどうやって将棋を組み立てるか──。そういうとき、「あっ、あのプロの実戦ではこういう構想で指していたな」と思いだせると良い。実戦集とは一味違い、中盤のエッセンスを取り出してあるので、効果の高い「相振り力」を期待できる。 量の少なさは気になるところだが、「相振飛車を指したい、定跡よりも手筋や感覚を知りたい」という人には面白いと思う。(2007Nov26) |