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第八期竜王決定七番勝負 激闘譜 羽生善治──佐藤康光 |
[総合評価] D 難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 中級以上向き |
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【編 者】 読売新聞社 | ||||
【出版社】 読売新聞社 | ||||
発行:1996年3月 | ISBN:4-643-96021-3 | |||
定価:1,456円 | 190ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【竜王】羽生善治 (防衛) 【挑戦者】佐藤康光七段
・「竜王位を防衛して」(竜王・羽生善治)=3p |
【レビュー】 |
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。 3期連続で、羽生vs佐藤康。竜王戦は前竜王には大した特権はなく、単に1組からのスタートとなる。このシステムでリベンジ戦が続くのはすごいことである。羽生は勝率8割台、佐藤も7割台と調子を戻しての対決となった。相変わらず先手番でめっぽう強い両者だけに、いかに後手番で勝つかがシリーズの焦点に。結局、第5局で佐藤が精彩を欠いたのがそのまま響いて、羽生が竜王戦では二度目となる竜王防衛を果たした(初めて竜王を防衛したのは谷川)。 第1期から順に読んで並べてきたのだが、今回はなにか違和感が。よく見たら、コラムとランキング戦ハイライト(棋譜解説)がなくなっていた。第7期は羽生の七冠達成に向けてずいぶん盛り上がっていたのに…?第8期も七冠フィーバーは続いていたはずなのだが、盛り上がるどころかグレードダウンしてしまった。その分、評価を下げてます。(ちなみに、第7期竜王戦のあと、王将戦で谷川に敗れ七冠達成ならず。しかしその後、羽生は六冠を全て防衛し、第8期竜王戦のあとの王将戦で七冠を達成。) ページ数の都合もあるのだろうが、そういうところで手を抜かないでほしいなぁ…(2003Jul05) |