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第十七期竜王決定七番勝負 激闘譜 森内俊之 VS 渡辺明 |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き1枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 中級以上向き |
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【編 者】 読売新聞社 | ||||
【出版社】 読売新聞社 | ||||
発行:2005年3月 | ISBN:4-643-05008-X | |||
定価:1,785円(5%税込) | 246ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【竜王】森内俊之 【挑戦者】渡辺明六段 (奪取)
・「フラッシュを浴び、『竜王になったんだ』」(竜王 渡辺明)=3p |
【レビュー】 |
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。 渡辺は、前年度の王座戦で羽生王座に挑戦し、一時は2−1まで追い詰めたものの惜しくも破れた。しかしようやく勝ちを確信した羽生の手はブルブル震えていたという。それから一年弱、若干二十歳の渡辺はより大きな舞台へ登場してきた。 今期は挑決も含めて、渡辺得意の相矢倉(先手番)と横歩取り△8五飛(後手番)で占められている。「研究将棋ばかりで面白くない」という声もあったが、渡辺の終盤の強さが際立っていて個人的には面白かったと思う。寄せの強さもさることながら、自陣二段目の歩打ちで受けたり、ラストを底歩で受け切って投了させたりというのはわたし好み。 本書の9局を並べれば、渡辺新竜王への興味が湧いてくると思う。日常の渡辺を見たい人は、渡辺明ブログへどうぞ。(2005May18) |