米長将棋全4巻-1 米長流必ず勝つ基本手筋 米長手筋の基礎の基礎 |
[総合評価] B 難易度:★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 有紀書房 | ||||
発行:1986年6月 | ISBN:4-638-07230-5 | |||
定価:830円(5%税込) | 262ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
◆内容紹介(まえがきより抜粋) |
【レビュー】 |
初級〜中級クラス向けの総合書。 第1章と第3章では、すぐに役立つ基本手筋を解説。手筋の数としてはそれほど多くないが、厳選されており「手筋の基礎の基礎」にふさわしい内容。これらをマスターできれば初級脱出は堅いと思う。 第2章は詰将棋だが、どちらかというと「詰め手筋」的な内容。1手詰・3手詰で非常に易しい。 第4章は戦法解説。初級同士で頻出する「相掛かり5手爆弾」「原始棒銀」「原始中飛車」がしっかり解説されているのは嬉しい。一方、後半の振飛車や矢倉の解説は少し難しくなっている。特に相総矢倉を打開する話は、はっきり有段者向けだと思う。 全体的な対象棋力はアマ5級前後だが、第2章の詰将棋は初級向け、第4章の振飛車と矢倉の解説は初段以上と、対象棋力がややばらついている。部分的にはどれも役に立つ内容なので、もしレベルが合わなかったらしばらく時間をおいて(他の棋書を読んだりして)から見直すといい。(2005Jan22) |