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■三手と五手の詰将棋

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三手と五手の詰将棋
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将棋入門シリーズ
三手と五手の詰将棋
実力養成104題
[総合評価] C

難易度:★★
  〜★★★

見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:A〜B
初級〜中級向き

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【著 者】 勝浦修
【出版社】 永岡書店
発行:1977年3月 ISBN:4-522-01232-2
2076-12320-5615
定価:550円 222ページ/18cm


【本の内容】
・三手詰=52問
 (持駒:なし(13)/歩(0)/香(2)/桂(2)/銀(2)/金(15)/角(5)/飛(7)/二枚(6))
・五手詰=52問
 (持駒:なし(6)/歩(2)/香(1)/桂(4)/銀(4)/金(8)/角(3)/飛(2)/二枚以上(22))

◆内容紹介(「はしがき」より抜粋)
本書は三手詰と五手詰めの問題を収録し、初心者によくわかるように説いたものです。


【レビュー】
3手詰と5手詰の詰将棋問題集。

本書の問題は、並び順が持駒別になっているのが特徴。このような並び順になっているのは比較的珍しく、わたしの知るところでは『三手詰めよりやさしい!簡単五手詰め』(森信雄,山海堂,2007)くらい。同じ持駒で似た手筋を使うことがあり、前問で間違えた場合も次問でリトライできることがある。

問題のレベルは、3手詰・5手詰としては比較的易しく、10段階でLv.2〜Lv.5くらい。慣れた人にはサクサク解けるし、初級者の詰将棋入門としても程よいレベル。打歩詰め打開もたまにあるので、そのときは大駒の不成や強すぎる味方を捨てることから考えてみよう。

ヒント・解説は比較的詳しい。ヒントは約100字、解説は200〜300字で失敗手の説明やコメントなども書いてある。一方、文章のスペースをたくさんとっているため、全体で104問になっており、量的に不満というほどではないがちょっと物足りない。

本書でちょっと苦戦した問題をいくつかコメントしてみる。

 第33問(3手): 「難問中の難問」とあるが、それほどでもない。Lv.5くらい。ただ詰め上がりがちょっと見えづらく、本書の3手詰の中では難しい方かも。
 第56問(5手): 唯一解けませんでした。詰め上がりが見えなかった。
 第82問(5手): 移動合はウッカリした!

超短手数モノとしてはボリューム不足なのでCとしたが、安価で手に入るなら悪くない。初級者の詰将棋入門や、上級者がストレスなく解いていきたいときのお供としてご活用あれ。(2010Jul16)

※誤植(3版で確認):
p134 ×「△2三合は」 ○「△1二合は」



【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 将棋入門シリーズ
[著者] 
勝浦修
[発行年] 
1977年

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