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一手決断☆将棋戦法(6) 田中流 鉄壁居飛車穴熊 |
[総合評価] C 難易度:★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 中級〜上級向き |
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【著 者】 田中寅彦 | ||||
【出版社】 筑摩書房 | ||||
発行:1986年5月 | ISBN:4-480-67006-8 | |||
定価:780円 | 206ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
◆内容紹介(表紙より) |
【レビュー】 |
▲居飛車穴熊の解説書。実戦譜をベースに解説。後手側は三間・四間・中飛車とさまざま。 居飛車穴熊の序盤から終盤までを丁寧に解説している。定跡手順よりも考え方重視の解説になっているのは良い。特に王手がかからない特長を生かした指し手や、中盤の細かい動きは参考になる。同シリーズの『中原流 最強左美濃』(中原誠,1986)と違って、はっきり囲いの特長を生かした実戦譜が採用されているのはポイント高し。 ただし、藤井システム登場前なので、序盤の組み方は明らかに古い。また、このシリーズはどうしても分量の少なさがネックになっている。他にも居飛穴本はたくさん出ているので、本書を読む必要性は少ないかも。 なお、本シリーズは「ですます調」で文体が統一されているのだが、なぜか本書では「○○だが、△△なのです」という混在した表現がたくさん出てくる。田中流の話し方?(2005Aug18) |