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■中原流 必勝四間飛車

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中原流 必勝四間飛車
zoom
一手決断☆将棋戦法(4)
中原流 必勝四間飛車
[総合評価] C

難易度:★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:B
初級〜中級向き

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【著 者】 中原誠
【出版社】 筑摩書房
発行:1986年3月 ISBN:4-480-67004-1
定価:780円 206ページ/18cm


【本の内容】
T 対急戦の戦い方 (1)対急戦の序盤
 /棒銀は急戦の代表/▲7八金の悪い理由
 /序盤作戦の立て方/応用範囲の広い棒銀戦法
(2)徹底トレーニング
 /中盤の心得/穏やかな形を選ぶ/勝負手を狙え/振り飛車の終盤/
68p
U 対左美濃作戦 (1)対左美濃の序盤
(2)徹底トレーニング
 /中盤戦に突入/終盤戦の考え方
68p
V 四間飛車の実戦 2局
(1)桐山vs中原,▲二枚銀+3八飛vs△四間飛車3二金型→袖飛車
(2)武市vs中原,▲左美濃8八玉型vs△四間飛車5四銀型
66p

◆内容紹介(「はじめに」より抜粋)
四間飛車に対して、居飛車側の作戦は大きく分けて急戦と持久戦があります。急戦の中で代表的なものは棒銀戦法です。持久戦としては左美濃が流行しています。以前は玉頭位取り戦法が多かったのですが、最近は居飛車穴熊とか左美濃が主流になっています。


【レビュー】
△四間飛車vs▲棒銀、▲四間飛車vs△左美濃持久戦の解説書。

中原は居飛車党のイメージが強いが、四間飛車も結構指す。本書は、中原の指した四間飛車の実戦から計4局をピックアップして解説している。第1章では急戦の代表として「▲棒銀vs△2二角型」(左図)を、第2章では「左美濃持久戦型」(右図)を扱う。

このシリーズの特徴として、要所ごとに“トレーニング”として「ここで○○だったら?」と変化を考えさせるのが面白い。解説も、級位者でもついていけるようにかなりレベルを下げ、一図面ごとの指し手が1〜3手と非常にゆっくり進んでいく。特に本書は、シリーズ1冊目の『米長流 四間飛車撃破』よりもさらに易しく書かれている。

一方で、分量が非常に少ないのが欠点。これは詳しさとトレードオフなので仕方ないかも。さすがにちょっと物足りなかった。(2005Apr09)
△四間飛車vs▲棒銀 基本図▲四間飛車vs△左美濃持久戦 基本図



【関連書籍】

[ジャンル] 四間飛車vs居飛車急戦
[シリーズ] 
一手決断☆将棋戦法
[著者] 
中原誠
[発行年] 
1986年

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