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屋敷伸之の忍者将棋 必勝!! 同型将棋破り |
[総合評価] B 難易度:★★★ 図面:見開き6枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 初級〜上級向き |
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【著 者】 甲斐栄次 【監 修】 屋敷伸之 | ||||
【出版社】 高橋書店 | ||||
発行:1993年5月 | ISBN:4-471-13141-9 | |||
定価:971円 | 207ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
先後同型の将棋のみを集めて解説した定跡書。“先後同型”なので、戦型は相居飛車と相振飛車に限られている。 先後同型はなかなか面白いテーマ。アマ級位者ではしょっちゅう出現しそうな相中飛車、相棒銀、相早繰り銀などから、本格的でプロでも結論が用意に出ない戦型までを網羅している。個人的には、木村定跡をかなり丁寧に解説してあるのが良かった。 各テーマでは、まず、その後の展開に出てくる手筋を部分図で解説。次に本筋の変化例を紹介し、最後に形勢が傾かないための修正案を「One Point Advice」として記している。この構成が上手いので、中級者くらいの方でも難しい同型腰掛銀や同型矢倉をかなり理解できる。ちなみに同シリーズの「中終盤!!カラクリ将棋」なども同じ構成。 おそらく類書がないので、有段者でも一度は読んでみてほしい。ただし変化は浅めなので、飽きるのは早いかも。図書館で借りるのがオススメ。個人的評価としてはAでも良かったんですが、そう何度も読む本ではなさそうなので、苦吟の末Bとしました(^-^; (2003Aug31) |