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将棋必勝シリーズ プロの実戦に学ぶ妙手 勝てる将棋格言36 あらゆるシーンで思い出せる勝つための知恵の素 |
[総合評価] A 難易度:★★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 中級〜有段向き |
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【著 者】 青野照市 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2003年8月 | ISBN:4-422-75088-7 | |||
定価:1,600円 | 328ページ/18cm |
【本の内容】 |
収録格言数=36(コラムにいくつか格言あり) ◆内容紹介(創元社HPより) 将棋の基本的な考え方を端的に表現したのが将棋の格言。「三歩持ったら端に手あり」など短いフレーズには、勝つ知恵や勝負のカンどころがぎっしりつまっている。本書は、この格言のいろいろを駒別に紹介。実戦譜をもとに、プロは格言をどのように実戦に活かしているかを具体的に解説した。プロの棋譜を楽しみながら格言を覚えられる一冊。技術解説だけでなく棋士のエピソードなども入れて、読み物としても楽しめる内容である。 |
【レビュー】 |
将棋格言集。格言一つに付き、プロの実戦からそれぞれ3つの局面を取り出して解説している。取り上げられているプロは、高段者から中堅、新鋭までさまざま。 格言本としてのボリュームはトップクラス。従来の格言本は、200ページ前後の物が多いので、実に1.5倍のページ数がある。取り上げられている格言は多くなく、従来からある代表的な格言がほとんどだが、その分厳選されている感じ。一つの格言にたっぷりとページを使って解説してあり、解説も「さすが青野」という感じで、かなり読み応えあり。(σ(^-^)は青野九段の文章を高く評価しています) 惜しむらくは、部分図を使った中級者向けの解説がなく、プロの実戦のみを題材にしているところ。このシリーズにしては、結構難易度が高めなのでご注意を。(2003Aug31) |