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初段に挑戦する将棋シリーズ(8) 奇襲戦法 攻め好きな実戦派必読 |
[総合評価] B 難易度: ★★★ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 森けい二 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:1983年3月 | ISBN:4-422-75058-5 | |||
定価:850円(初版680円) | 222ページ/18cm |
【本の内容】 |
第1章 必殺鬼殺し戦法 第2章 超急戦早石田戦法 第3章 急戦中飛車ヒラメ戦法 第4章 強攻棒銀戦法 第5章 奇法鳥刺し戦法 第6章 力戦坂田流向飛車 ◆内容紹介(表紙より) この相手にはどうしても勝てない。力の差を感じて思うように攻めることができない。そういう苦手は誰にでもいる。こんなときこそ役立つのが奇襲戦法だ。定跡オンリーの相手には特に効果を発揮するだろう。 |
【レビュー】 |
奇襲戦法の解説書。 初級・中級クラスで頻繁に見られる奇襲が6つ。鬼殺しは△6二金の一発で失敗するのであまり実戦で会ったことはないが、早石田は道場初段クラスでもよく指され、それなりに通用している戦法だ。ヒラメや鳥刺しは奇法ながらかなり本格的な戦法で、有段者でもてこずる。得意戦法の一つとして持っておくのも手だ。 解説は分かりやすく、この本を読んだだ けでもある程度指しこなせる。ややツッコミは浅いものの、級位者にはこの方が混乱が少ない。奇襲戦法の入門書としてはなかなか良質だ。ルールを覚えて将棋が面白くなってきたら、一度手に取ってみよう。 なお、p134の「奇襲戦法の心得」は読み得。奇襲戦法好きな人も、やらないけどよくやられるという人も、一度は目を通しておくと良い。(2002Mar??,rewrite on 2005May09) |