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十級からの詰将棋 | [総合評価] C 難易度:★☆ 〜★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 初級〜中級向き |
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【著 者】 清水孝晏 【監 修】 中原誠 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:1983年2月 | ISBN:4-415-04633-9 | |||
定価:500円 | 190ページ/16cm |
(新訂版) |
将棋シリーズ(33) 十級からの詰将棋 |
[総合評価] C 難易度:★☆ 〜★★☆ 見開き1問 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 初級〜中級向き |
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【著 者】 清水孝晏 【監 修】 中原誠 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:1987年2月 | ISBN:4-415-04733-5 | |||
定価:550円 | 190ページ/15cm |
【本の内容】 |
・詰将棋=計88問 第1章 一手詰=10問(十級(10)) 第2章 三手詰=50問(九級(6)/八級(8)/七級(6)/六級(22)/五級(6)) 第3章 五手詰=28問(五級(4)/四級(7)/三級(12)/二級(4)/一級(1)) ◆内容紹介(「はしがき」より抜粋) ここに収めた詰将棋は、本当は詰将棋の原形ともいえる、ごく初歩の詰む形ばかりです。が、この詰む形をよく知らない人が意外に多く、せっかく勝ちになっている将棋を逆転負けで失っている人を多く見かけます。(中略)詰むパターンをやさしく配しました本書が、勝ち将棋を失ってなげく人のために役立てば幸いです。 |
【レビュー】 |
1・3・5手の超短手数詰将棋問題集。3手詰を中心に計88問+αを収録。第1章の1手詰は計10問であるが、そのうち4問は解答の中で似た筋を使う応用問題が紹介されていることがある(それが「+α」の分)。 本書に収録されている詰将棋は基本的に初級向け。手数なりの難易度は10段階でLv.3〜5くらいで、トレーニングにはちょうどよい。並べ詰めのような易しすぎる問題はなく、逆に有段者が考え込んでしまうような問題もない。1手詰と5手詰は結構難易度に差があるので、1手詰で悩んでしまう人には後半がキツイ。「3手詰で数分考えて解けるレベル」の人にはちょうどよいだろう。 ヒント、解説はともにまずまず。ヒントはいきなり正解が分かってしまわない程度に上手く誘導している。また、問題図には棋力の目安として「五分で○級」と表示があるが、あまり気にしなくてもよいだろう。 問題のレベルや使う手筋は初級者の習作としてちょうどよいのだが、初級者向けなのに変化同手数の解説がない(ときどきある)のはやや不満。 ※変化同手数: 略称「変同」。玉方の応対によって、最後の詰め手順や詰め上がり図が変わること。手数が同じで駒が余らなければ、本来はすべて正解とされる。長手数の詰将棋では最終4手以内での変同は許容されているが、それ以上の変同はキズ(=詰将棋として不完全)とされる。3手詰・5手詰では頻繁に発生する。自分の考えた筋が解答に載っていない場合、詰将棋に不慣れな人には正解かどうか分からないことがある。個人的には、初級向けの詰将棋問題集では変同も正解であることに必ず触れてほしいと思う。 問題数が多くないのでCとしたが、ポケットサイズなので持ち歩いて空き時間に気軽に解くには悪くない。(2010Aug19) ※五手詰#25は誤答しました。易しい詰将棋問題集でも必ず1問は間違えてしまうのはなぜなんだろう… |