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■第1回・朝日アマ将棋名人戦

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第1回・朝日アマ将棋名人戦 [総合評価] B

難易度:★★★★

図面:見開き3枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
上級〜有段向き

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【著 者】 東公平(紅)・関則可(酔象)・柿沼昭治(玉虫) 
【監 修】 朝日新聞学芸部
【出版社】 木本書店
発行:1980年1月 2076-0002-1535
定価:780円 239ページ/19cm


【本の内容】
一回戦=16局(うち8局は観戦記付き)
二回戦=8局(うち3局は観戦記付き)
準々決勝=4局(うち2局は観戦記付き)
準決勝=2局(うち1局は観戦記付き)
三位決定戦=1局(西沢章vs成島栄)
決勝戦=1局(萱谷祐司郎vs大田学、観戦記付き)


【レビュー】
朝日アマ名人戦の観戦記&棋譜解説。1978.1.1〜5.17に朝日新聞に掲載された観戦記と、紙上には掲載されなかったトーナメントの全棋譜が解説付きで完全収録されている。観戦記は有名アマ強豪の東・関・柿沼の各氏。解説フォローは主に加藤一二三九段。

当時のアマ棋界は振飛車が大ブームだったようで(現在もそうだが)、全32局のうちなんと29局が居飛車vs振飛車の対抗形だった。その率、なんと90.6%。内訳は、三間飛車・四間飛車・中飛車がそれぞれ同じくらいである。残りの3局は、相振飛車、相掛かり▲ヒネリ飛車模様、相矢倉が1局ずつ。

持ち時間が1時間ということもあって、好局もあり、大差の将棋もあり。ただ、アマチュア最高峰の激闘譜がこのような観戦記や解説付きの形で残されているのは、非常にありがたいことである。我々アマにとっては、プロの棋譜よりも参考になる部分もある。現代の流行戦法とはかなり違うが、並べて損のない32局だと思う。(2003Sep13)



【関連書籍】

[ジャンル] 
実戦集
[シリーズ] 
[著者] 
東公平 関則可 柿沼昭治
[発行年] 
1980年

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