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なめたらあかん三手五手 | [総合評価] B 難易度:★★★ 見開き4問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:A 初級〜向き |
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【著 者】 森信雄 | ||||
【出版社】 講談社 | ||||
発行:2003年10月 | ISBN:4-06-212094-1 | |||
定価:950円 | 215ページ/18cm |
【本の内容】 |
三手詰=82p(80問) 五手詰=121p(120問) 詰将棋を作る=6p(詰将棋6問付き) ◆内容紹介(講談社HPより) 三手の快感、五手の恍惚。神技再び。鬼才が詰みの究極に挑む200題!(中略)「三手や五手なら解けるはず」そんな人向けに、あっと驚かせようという魂胆が作者の一貫したテーマである。 |
【レビュー】 |
“簡単ではない”三手詰・五手詰の本。『あっと驚く三手詰』(2000)の続編で、「週刊現代」誌に掲載した詰将棋をベースに新作を加えたもの。「『あっと驚く〜』では、もっとやさしく、もっと難しくと両方の感想をいわれて困った。」(44p)と書かれているが、結局難易度は前作とほぼ同じである。 『あっと驚く〜』と同様、問題は8問一組で構成され、その一組では似た手筋を使う。8問を4pで一気に出題し、次の4pで解説をしてある。合い利かずや両王手など、ちょっと意外な詰め上がりが多いので、初級者はびっくりすると思う。飛角の利きをいっぱいに使った詰め上がりなどは、慣れないと詰んだかどうかも分からなかったり。その分、“脳内将棋盤”を作るトレーニングには最高の素材となる。ただし実戦的なものはほとんどないので、3手5手とはいえど初心者向きではない。 一日20題をメドに、全問チャレンジしてみた。前作のときは、飛ばしすぎて1割ほど間違えたのだが、今回は慎重に解いてみたところ・・・・・・やっぱり数問まちがえた(o_ _)o第47番の偽作意に引っかかり、第76番では油断し・・・第86番は全然分からなかった。最終的には7〜8問解けなかったかな。ホント、なめたらあかん。(全然なめてなかったんだけど…)(2004Feb21) |