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将棋パズル 脳ミソをシェイプ・アップする本 |
[総合評価] ? 難易度:★★? 〜★★★☆? 見開き1問 内容:(質)?(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:C(解答のみ) 駒の動きを知っている人向き |
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【著 者】 加納敏 | ||||
【出版社】 文潮出版 | ||||
発行:1981年10月 | 0076-0210-7432 | |||
定価:690円 | 212ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
・将棋パズル=計99問
◆内容紹介(表紙見返しより) |
【レビュー】 |
将棋の駒を使ったパズルの本。 将棋の駒を使うパズルといえば、なんといっても詰将棋だ。正統的な詰将棋のほかに、ルールの一部を変えたフェアリー詰将棋などもある。ただし、これらはいずれも相当ディープな世界であり、普通の一般人にはなかなかハードルが高い部分がある。 本書は、あくまでも「将棋の駒を使ったパズル」。基本知識は、「駒の動き」のみ。いくつか紹介しよう。 ・利かずの駒並べ系: 他の駒に取られないように(他に駒の利きに入らないように)すべての駒を並べるパズル。本書では「どの駒を入れ替えれば、全部置けるようになりますか」というスタイル。 ・動ける総数を最大化: 盤上に配置した駒が動ける枡目の総数をできるだけ増やす。本書では「ある駒を入れ替えて、総数が○○になるようにしなさい」。 ・入れ替えパズル: 並べられた駒を、指定の配置に最短手数で並べ替える問題。駒の繰り替え。 すべては紹介しきれないが、他にもいろいろなパズルがある。「詰将棋は飽きたなぁ、指し将棋もちょっとなぁ…」という方はやってみると面白いかも。ただ、解説は一切なく、解答のみなので、解けなかったときはスッキリできない可能性大。 また、一応駒を使っているが駒の動きとは全然関係ない問題が半分くらいある(99問中48問。問41〜問73,問84〜問98)。「将棋パズル」を名乗るからには、将棋の駒ならではのパズルで埋め尽くしてほしかったなぁ。(2007Sep11) |